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GMOペパボ--- 3Qは2ケタ増収増益、20年12月期通期連結業績予想の上方修正を発表

注目トピックス 日本株
GMOペパボ<3633>は4日、2020年12月期第3四半期(20年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比24.0%増の82.39億円、営業利益が同39.5%増の9.65億円、経常利益が同42.6%増の10.21億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同15.8%増の6.27億円となった。

ホスティング事業の売上高は前年同期比1.2%増の34.43億円、セグメント利益は同0.3%増の10.52億円となった。「ロリポップ!」の契約件数は前年同期末比1.0%増の411,336件となった。上位プランやオプション機能への誘導強化の結果、顧客単価は前年同期比4.1%増の381円となった。「ムームードメイン」においては、過去に実施した新ドメインの割引キャンペーンで取得されたドメインの更新率が低く、登録ドメイン数は前年同期末比1.7%減の1,202,451件となった。

EC支援事業の売上高は前年同期比63.8%増の30.43億円、セグメント利益は同47.2%増の9.87億円となった。「カラーミーショップ」においては、4月の緊急事態宣言以降に実店舗運営者からのオンラインショップ開設需要が拡大したが、第1四半期末までの減少が大きく、契約件数は前年同期末比1.4%減の41,085件となった。また、継続的なアップセル及びクロスセル施策に加え、外出自粛要請に伴う巣ごもり需要拡大後もEC利用が堅調に推移していることを背景に流通金額が増加し、流通金額に応じて決済代行会社から受領する紹介手数料が増加したことにより、顧客単価は前年同期比21.3%増の3,230円と大きく増加した。「SUZURI」は、継続的な新アイテムの追加やSNS内で影響力のあるクリエイターの誘致を行ったことに加えて、各種セールやキャンペーンなどが奏功し、会員数は前年同期末比90.0%増の64万人、流通額は前年同期比197.5%増の18億円と大幅に増加した。

ハンドメイド事業の売上高は前年同期比25.4%増の15.06億円、セグメント利益は同284.0%増の3.01億円となった。新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、3月開催予定の大規模オフラインイベント「minneのハンドメイドマーケット2020」を中止した。一方で、外出自粛による「巣ごもり需要」の拡大や緊急事態宣言後のEC利用の堅調な推移に加え、各種クーポンやキャンペーンなどの販促活動を行い、当第3四半期累計期間における流通金額は同26.1%増の112億円となった。

金融支援事業の売上高は前年同期比428.9%増の0.99億円、セグメント損失は2.30億円(前年同期は1.07億円の損失)となった。2018年10月より提供している「FREENANCE」は、事業拡大に伴う人員増加に加えて、継続的な機能開発及びWebプロモーションなどの投資を行い、第1四半期まで順調に利用者数や請求書買取額が増加していた。しかし、4月の緊急事態宣言以降、企業の経営悪化や方針転換などによるフリーランスへの発注額の減少や単価の下落、国や行政による給付金の利用拡大により利用者数が減少し、請求書買取額の伸びが鈍化した。

2020年12月通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比20.8%増(前回予想比12.5%増)の108.00億円、営業利益が同17.4%増(同10.9%増)の9.20億円、経常利益が同16.1%増(同15.8%増)の9.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.0%増(同0.0%増)の5.42億円としている。




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