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新興市場銘柄ダイジェスト:博展は大幅に反発、アズームがストップ高

注目トピックス 日本株
<9625> セレスポ 742 +100
ストップ高。米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスワクチンについて「90%を超える予防効果がある」との臨床試験結果を発表し、買い材料視されている。セレスポは新型コロナでイベント自粛を余儀なくされていたため、ワクチンが普及すれば業績が好転するとの見方が広がっている。旅工房<6548>やHANATOUR JAPAN<6561>も旅客需要の回復期待からストップ高買い気配を唱えている。

<7564> ワークマン 9180 -700
大幅に反落。21年3月期第2四半期累計(20年4-9月)の営業利益を前年同期比28.1%増の110.73億円と発表している。冷感や放熱・防虫などの機能に特化した商品を開発したほか、SNSでの新商品情報の発信などで客層が拡大した。通期予想は前期比14.0%増の218.47億円で据え置いた。ただ、同社株は9日に直近高値(9880円)まで上伸しており、決算発表を受けた材料出尽くし感から売り優勢となっている。

<3496> アズーム 6950 +1000
ストップ高。21年9月期の営業利益予想を前期比100.5%増の4.50億円と発表している。営業体制強化や開発メンバーの拡充を進め、新規事業や3DCG技術によるグラフィックデータ制作などの事業拡大を推進する。同時に発表した20年9月期の営業利益は遊休不動産活用事業が順調に推移し、2.24億円で着地した。連結ベースの前期比増減率は非開示だが、単体では179.5%増の2.62億円となっている。

<2173> 博展 390 +29
大幅に反発。21年3月期の純損益を従来予想の2.56億円の赤字から2.00億円の赤字(前期実績4.09億円の黒字)に上方修正している。雇用調整助成金や固定資産売却益を計上するため。営業損益予想は4.00億円の赤字で据え置いた。第2四半期累計(20年4-9月)の営業損益は7.72億円の赤字(前年同期は1.55億円の黒字)。米ファイザーのワクチン開発進展でコロナ禍の影響が払拭されるとの期待も買いを後押ししているようだ。

<4591> リボミック 398 +7
続伸。東京大学医科学研究所アジア感染症研究拠点と進めている新型コロナウイルスに対する阻害性アプタマーの細胞レベルでのウイルス感染試験で、阻害効果を確認したと発表している。今後、生ウイルスを用いた細胞レベルでの感染・増殖試験を行い、アプタマーの阻害効果の詳細な解析や動物試験に向けた体内安定性の向上などを図り、化合物の創出を進めるとしている。

<1992> 神田通機 1032 +85
一時ストップ高。21年3月期の営業利益を従来予想の0.55億円の黒字から2.80億円の黒字(前期実績2.34億円の黒字)に上方修正している。付加価値の高い保守工事・保守料の売上が予想より多く、第2四半期累計(20年4-9月)の営業利益が会社計画(0.95億円の赤字)を上回る1.96億円の黒字で着地したことを勘案した。年間配当は従来予想の10.00円から20.00円(前期実績20.00円)に増額修正している。

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