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デリカフーズホールディングス---2Q減収も、主力の青果物卸売業は回復傾向

注目トピックス 日本株
デリカフーズホールディングス<3392>は11日、2021年3月期第2四半期(20年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比31.3%減の140.42億円、営業損失が13.54億円(前年同期は3.42億円の利益)、経常損失が10.15億円(同3.73億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が7.76億円(同2.33億円の利益)となった。

主力事業の青果物卸売業においては、主要な販売先である外食産業における休業状態の回復が緊急事態宣言解除以降、徐々に見受けられ、9月以降は客足が回復したが、大型の閉店や撤退の影響は大きく、同社グループの販売量の完全回復には至らなかった。このような事業環境の変容を重く受け止め、新たに青果物の消費者向け直接販売(BtoC事業)に着手した。ドライブスルー八百屋の展開や大型量販店での野菜ボックス販売、スーパーなどの小売店舗への青果物供給の他、ベジマルシェブランドにて独自のECサイトを立ち上げた。そして、9月には、同業他社との合弁による関連会社「青果日和研究所」を設立し、一般消費者に幅広く「安心・おいしい・健康」な青果物を提供する体制を整えた。当第2四半期累計期間においては、その成果は収益に大きく寄与するまでには至っていないが、今後の大きな収益源の一つとすべく、既存事業とともに推進していくとしている。なお、9月単月での経常利益は63百万円の黒字化を達成しており、第3四半期以降の回復が期待される。

2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現時点で合理的に算定をすることが困難なことから開示していない。今後、予想が可能になった段階で速やかに公表するとしている。




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