フェローテックホールディングス---2Qは営業利益が9.7%増、半導体等装置関連事業及び電子デバイス事業共に増収
[20/11/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
フェローテックホールディングス<6890>は13日、2021年3月期第2四半期(20年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.6%減の415.95億円、営業利益が同9.7%増の39.13億円、経常利益が同14.3%増の28.24億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同95.4%減の0.70億円となった。
半導体等装置関連事業の売上高は前年同期比5.9%増の287.84億円、営業利益は同18.8%減の21.77億円となった。半導体デバイスメーカーや有機ELパネルメーカー各社の設備投資は、順調な回復の兆しがみられた。また、半導体のウエーハプロセスに使用されるマテリアル製品(石英・セラミックス等)の販売は、リモートワーク等の拡大により、PCやサーバー用途の半導体製品の需要が回復し、デバイスメーカー各社の設備稼働率が上昇したため前年を上回る水準となった。半導体製造装置、有機ELパネル製造装置などの部品洗浄サービスは堅調に推移した。尚、同洗浄サービスを行う中国子会社は、科創板市場への上場準備に入ることを決定した。シリコンウエーハ加工は、概ね計画の水準で推移したが、これまでの設備投資の減価償却費用が先行している。このため同製品を取扱う中国子会社の株式の一部を、中国地方政府系ファンドおよび民間の投資基金等へ譲渡することを決定した。
電子デバイス事業の売上高は前年同期比1.8%増の71.16億円、営業利益は同41.5%増の18.67億円となった。主力のサーモモジュールは、自動車温調シート向けが世界各国の自動車販売の減少により、軟調な展開が続いた。次世代5G用の移動通信システム機器向け、およびPCR等の医療検査装置向けは計画のとおりに推移した。パワー半導体用DCB基板は、新型コロナウイルス感染症の影響でやや調整局面となったが一定の水準を維持している。車載向け等のAMB基板は、認定取得が順調に進んで、量産に向けた設備投資を開始している。磁性流体は、スピーカー向けとスマートフォン用途の需要は一定水準で推移した。当該事業の製品は、景気に左右されにくい業種への販売を進めている。
2021年3月期通期については、売上高が前期比4.1%増の850.00億円、営業利益が同8.1%増の65.00億円、経常利益が同29.0%増の55.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.0%減の15.00億円とする8月14日に公表した業績予想を据え置いている。
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半導体等装置関連事業の売上高は前年同期比5.9%増の287.84億円、営業利益は同18.8%減の21.77億円となった。半導体デバイスメーカーや有機ELパネルメーカー各社の設備投資は、順調な回復の兆しがみられた。また、半導体のウエーハプロセスに使用されるマテリアル製品(石英・セラミックス等)の販売は、リモートワーク等の拡大により、PCやサーバー用途の半導体製品の需要が回復し、デバイスメーカー各社の設備稼働率が上昇したため前年を上回る水準となった。半導体製造装置、有機ELパネル製造装置などの部品洗浄サービスは堅調に推移した。尚、同洗浄サービスを行う中国子会社は、科創板市場への上場準備に入ることを決定した。シリコンウエーハ加工は、概ね計画の水準で推移したが、これまでの設備投資の減価償却費用が先行している。このため同製品を取扱う中国子会社の株式の一部を、中国地方政府系ファンドおよび民間の投資基金等へ譲渡することを決定した。
電子デバイス事業の売上高は前年同期比1.8%増の71.16億円、営業利益は同41.5%増の18.67億円となった。主力のサーモモジュールは、自動車温調シート向けが世界各国の自動車販売の減少により、軟調な展開が続いた。次世代5G用の移動通信システム機器向け、およびPCR等の医療検査装置向けは計画のとおりに推移した。パワー半導体用DCB基板は、新型コロナウイルス感染症の影響でやや調整局面となったが一定の水準を維持している。車載向け等のAMB基板は、認定取得が順調に進んで、量産に向けた設備投資を開始している。磁性流体は、スピーカー向けとスマートフォン用途の需要は一定水準で推移した。当該事業の製品は、景気に左右されにくい業種への販売を進めている。
2021年3月期通期については、売上高が前期比4.1%増の850.00億円、営業利益が同8.1%増の65.00億円、経常利益が同29.0%増の55.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.0%減の15.00億円とする8月14日に公表した業績予想を据え置いている。
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