ナレッジスイート---20年9月期は売上収益が21.18億円、クラウドソリューション事業が企業のDX需要拡大で増収
[20/11/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ナレッジスイート<3999>は13日、2020年9月期(19年10月-20年9月)連結決算(IFRS)を発表した。前回予想とほぼ同水準の着地となり、売上収益が前期比1.9%減の21.18億円、営業損失が0.20億円(前期は1.20億円の利益)、税引前損失が0.27億円(同1.10億円の利益)、親会社の所有者に帰属する当期損失が0.06億円(同0.77億円の利益)となった。
クラウドソリューション事業の売上収益は前期比9.1%増の8.96億円、セグメント利益は同45.4%減の1.43億円となった。成長し続けているクラウドサービスの売上収益は同12.9%増の6.74億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大による展示会及びセミナーの延期または中止により商談機会の減少が発生したが、感染症対策をきっかけとした中堅・中小企業のテレワーク化及びDX化のニーズの高まりにより、オンラインによる継続的なリード(見込み客)の獲得を維持し、商談のオンライン化を推進し、サブスクリプション契約の受注積み上がりが好調であった。ソリューションサービスの売上収益は同1.1%減の2.21億円となった。クラウドサービスの契約が増加したことで、導入コンサルティングサービスの受注は堅調に推移し、対面中心からオンラインへの業務変更早期化が功を奏し、計画以上の収益を達成した。一方、WEBマーケティング支援及びクラウドインテグレーションサービスは、感染症拡大による顧客企業の予算縮小、及び先送り案件が増加した影響が響いた。
システムエンジニアリング事業の売上収益は前期比8.6%減の12.22億円、セグメント利益は同5.2%増の2.65億円となった。慢性的なIT人材不足を背景に、既存取引先との取引深耕が奏功し安定的な稼働エンジニアを確保できていたが、感染症拡大による緊急事態宣言の発令を機に、IT人材需要が高い常駐先企業において、年度開始に伴う計画見直しが発生したことで、派遣先プロジェクトが一部見送りになり、今後の回復の兆しはありつつも当初計画からは減収となった。
2021年9月期通期については、売上収益が前期比13.7%増の24.08億円、営業利益が0.31億円、税引前利益が0.26億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が0.10億円を見込んでいる。
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クラウドソリューション事業の売上収益は前期比9.1%増の8.96億円、セグメント利益は同45.4%減の1.43億円となった。成長し続けているクラウドサービスの売上収益は同12.9%増の6.74億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大による展示会及びセミナーの延期または中止により商談機会の減少が発生したが、感染症対策をきっかけとした中堅・中小企業のテレワーク化及びDX化のニーズの高まりにより、オンラインによる継続的なリード(見込み客)の獲得を維持し、商談のオンライン化を推進し、サブスクリプション契約の受注積み上がりが好調であった。ソリューションサービスの売上収益は同1.1%減の2.21億円となった。クラウドサービスの契約が増加したことで、導入コンサルティングサービスの受注は堅調に推移し、対面中心からオンラインへの業務変更早期化が功を奏し、計画以上の収益を達成した。一方、WEBマーケティング支援及びクラウドインテグレーションサービスは、感染症拡大による顧客企業の予算縮小、及び先送り案件が増加した影響が響いた。
システムエンジニアリング事業の売上収益は前期比8.6%減の12.22億円、セグメント利益は同5.2%増の2.65億円となった。慢性的なIT人材不足を背景に、既存取引先との取引深耕が奏功し安定的な稼働エンジニアを確保できていたが、感染症拡大による緊急事態宣言の発令を機に、IT人材需要が高い常駐先企業において、年度開始に伴う計画見直しが発生したことで、派遣先プロジェクトが一部見送りになり、今後の回復の兆しはありつつも当初計画からは減収となった。
2021年9月期通期については、売上収益が前期比13.7%増の24.08億円、営業利益が0.31億円、税引前利益が0.26億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が0.10億円を見込んでいる。
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