イグニス---20年9月期増収、マッチング事業が業績に貢献
[20/11/16]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
イグニス<3689>は12日、2020年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.0%増の56.83億円、営業損失が2.32億円(前期は7.44億円の損失)、経常損失が5.53億円(同8.67億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が9.80億円(同6.31億円の損失)となった。後述する事業投資等の影響により損失が続いている同社であるが、ここ数年の推移を見ると売上高は増加傾向で、損失幅も改善しているのが伺える。
マッチング事業の売上高は前期比47.8%増の43.75億円、セグメント利益は同81.3%増の13.35億円となった。「with」において、心理学やAIを活用して最適な男女のマッチングを目指し、季節イベントや各種診断イベントを実施したほか、「with」アプリ内で音声通話やビデオ通話が楽しめる新機能「with通話β版」を2020年7月に実装するなど、ユーザー満足度をより一層高めるための施策を講じた。また、国内でオンラインマッチングサービスが急速に浸透してきていることから、プロモーションによる新規流入だけでなく、クチコミによる新規流入も増加傾向にあり、2020年9月末時点におけるユーザー数は370万人を突破するなど、サービスは順調に成長している。さらに、更なるサービスの浸透とユ
ーザー数の増加とそれによる売上向上を目指し、当該サービスにかかる広告費を増枠しプロモーションを強化するための施策を実施している。
エンターテック事業の売上高は前期比227.7%増の3.41億円、セグメント損失は17.10億円(前期は12.46億円の損失)となった。パルスでは、バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」をライブ特化型仮想空間SNS「INSPIX WORLD」へ大型アップデートを行っており、積極的に投資をしている。他社IPの誘致と様々な企画の準備も順調に進んでいる。VOYZ ENTERTAINMENTでは、2020年4月7日に政府より発令された緊急事態宣言を受け、所属タレントによるイベントにおいて当面の間一部中止や延期、内容変更することを決定した。これに伴い、新規ファンの獲得や売上貢献が当初の見込みよりも遅れることとなった。一方で、「INSPIX WORLD」への大型アップデート及び他社IPのVRライブの企画・制作は、開発進捗の鈍化がみられるが、当該事業の2020年9月期の業績に与える影響は軽微としている。
ゲーム事業の売上高は前期比62.7%減の8.89億円、セグメント利益は同26.5%増の3.06億円となった。女性をターゲットにしたスマホRPG「でみめん」は、ユーザー課金率及び新規ユーザー獲得数が伸び悩み、新キャラクターや各種イベントの実施など施策を講じたが、大幅な改善に至らず、2019年12月12日をもってサービスを終了した。また、事業の選択と集中の観点から新規開発を凍結するとともに、2020年3月2日付で、「ぼくとドラゴン」と「猫とドラゴン」の2タイトルに係る事業等のドリコム<3793>への譲渡が完了した。
2021年9月期通期については、同社としては過去最高の売上高となる70.00億円(前期比23.2%増)を見込んでいる。また、営業利益、経常利益並びに親会社株主に帰属する当期純利益については、主にエンターテック事業において「INSPIX WORLD」をはじめとした売上予測に不確定要素が多く、適正かつ合理的な数値の算出が困難であることから、開示しない方針としている。
<YM>
マッチング事業の売上高は前期比47.8%増の43.75億円、セグメント利益は同81.3%増の13.35億円となった。「with」において、心理学やAIを活用して最適な男女のマッチングを目指し、季節イベントや各種診断イベントを実施したほか、「with」アプリ内で音声通話やビデオ通話が楽しめる新機能「with通話β版」を2020年7月に実装するなど、ユーザー満足度をより一層高めるための施策を講じた。また、国内でオンラインマッチングサービスが急速に浸透してきていることから、プロモーションによる新規流入だけでなく、クチコミによる新規流入も増加傾向にあり、2020年9月末時点におけるユーザー数は370万人を突破するなど、サービスは順調に成長している。さらに、更なるサービスの浸透とユ
ーザー数の増加とそれによる売上向上を目指し、当該サービスにかかる広告費を増枠しプロモーションを強化するための施策を実施している。
エンターテック事業の売上高は前期比227.7%増の3.41億円、セグメント損失は17.10億円(前期は12.46億円の損失)となった。パルスでは、バーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」をライブ特化型仮想空間SNS「INSPIX WORLD」へ大型アップデートを行っており、積極的に投資をしている。他社IPの誘致と様々な企画の準備も順調に進んでいる。VOYZ ENTERTAINMENTでは、2020年4月7日に政府より発令された緊急事態宣言を受け、所属タレントによるイベントにおいて当面の間一部中止や延期、内容変更することを決定した。これに伴い、新規ファンの獲得や売上貢献が当初の見込みよりも遅れることとなった。一方で、「INSPIX WORLD」への大型アップデート及び他社IPのVRライブの企画・制作は、開発進捗の鈍化がみられるが、当該事業の2020年9月期の業績に与える影響は軽微としている。
ゲーム事業の売上高は前期比62.7%減の8.89億円、セグメント利益は同26.5%増の3.06億円となった。女性をターゲットにしたスマホRPG「でみめん」は、ユーザー課金率及び新規ユーザー獲得数が伸び悩み、新キャラクターや各種イベントの実施など施策を講じたが、大幅な改善に至らず、2019年12月12日をもってサービスを終了した。また、事業の選択と集中の観点から新規開発を凍結するとともに、2020年3月2日付で、「ぼくとドラゴン」と「猫とドラゴン」の2タイトルに係る事業等のドリコム<3793>への譲渡が完了した。
2021年9月期通期については、同社としては過去最高の売上高となる70.00億円(前期比23.2%増)を見込んでいる。また、営業利益、経常利益並びに親会社株主に帰属する当期純利益については、主にエンターテック事業において「INSPIX WORLD」をはじめとした売上予測に不確定要素が多く、適正かつ合理的な数値の算出が困難であることから、開示しない方針としている。
<YM>