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ディア・ライフ---20年9月期は2ケタ増収、リアルエステート事業において早期収益化を推進

注目トピックス 日本株
ディア・ライフ<3245>は13日、2020年9月期連結決算を発表した。売上高が前期比39.2%増の276.49億円、営業利益が同21.9%減の26.03億円、経常利益が同20.3%減の27.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.7%減の18.51億円となった。

リアルエステート事業の売上高は前年同期比40.5%増の274.26億円、営業利益は同16.8%減の32.22億円となった。当年度は、不動産投資会社・デベロッパー・不動産販売会社・海外事業者など幅広い需要に対応した。その結果、「DeLCCS TokyoBay(東京都港区)」「高円寺II(東京都中野区)」「本所吾妻橋(東京都墨田区)」などの自社開発の都市型マンションと、「駒込III(東京都文京区)」「東神田(東京都千代田区)」などのアセット・デザイン&リセール(土地の開発適地化)とで合計34件を売却した。加えて、管理コストの見直しやリノベーションなどにより収益価値を高め、「DeLCCS山吹神楽坂(東京都新宿区)」「DeLCCS神楽坂五軒町(東京都新宿区)」「DeLCCS市ヶ谷(東京都新宿区)」などの東京都心部に立地する収益不動産を7棟売却した。また、仕入に関しては、より需要の見込めるエリアを中心として、「飯田橋II(東京都新宿区)」「高円寺III(東京都杉並区)」など32件の都市型マンション開発用地や、「DeLCCS中野新橋(東京都中野区)」などの3件の収益不動産の仕入を行った。

セールスプロモーション事業の売上高は同35.7%減の2.25億円、営業利益は同74.3%減の0.12億円となった。クライアントである大手不動産会社を中心として緊急事態宣言下に営業を自粛したことから派遣需要が急減したことにより売上高が減少し、加えて派遣スタッフの雇用維持のためにリソースを割いたことから想定外の費用も発生した。緊急事態宣言の解除後は来場者の制限などにより既存クライアントの派遣需要は弱含むものの、新たにコンシェルジュの営業を獲得する等、質の高い人材を活用した派遣先業態の多様化と拡大に努めた。

2021年9月期通期の連結業績目標については、経常利益が前期比10.4%増の30.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.0%増の20.00億円を見込んでいる。主力事業のリアルエステート事業における不動産の売買動向によっては収益が大きく変動する可能性があり、現時点における通期予測については不確定要素が多いことから、合理的に仮定された条件に基づいて算出された「連結業績予想」に代えて、同社グループの当年度の経営目標である「連結業績目標」を開示している。




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