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今週のマーケット展望「米国の感謝祭を控え実質『開店休業』の週」〜マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)

注目トピックス 日本株
皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。

3連休はゆっくりできましたでしょうか?コロナ感染者数が増えてきて、Go Toキャンペーンの方針にも影響が出るなか、日経平均は高値を更新。経済の実態との乖離を感じている方も多いのではないでしょうか。

さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、11月24日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。


まず広木さんは、『今週は3連休明けで4営業日しかないが、木曜日が米国の感謝祭なので、週を通じて実質的に「開店休業」となりそうだ』と言及。『見送りのエクスキューズとしては「ブラックフライデーで米国の消費の強さを見極めたい」だろう』としています。

そして、国内の状況について『新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、地域によって「Go Toトラベル」の新規予約停止や「Go Toイート」の販売停止、営業の時短要請検討など、せっかく盛り上がった消費喚起の機運に水をさす動きが急浮上してきた』として、『これらが相場の重石となるだろう』と予想しています。

一方で、『押し目買い意欲も強く、大きく売り込むような展開は想定しにくい』と広木さんはいいます。『海外投資家は2週連続で日本株を買い越した。下がったところは売り方の買い戻しが着実に入りそうだ』とみているようです。

また、米国の動きについて『FRBが新型コロナウイルス対策として発動した中小企業向けの資金供給策などを、2020年末で打ち切ることが、一部で悪材料視されているが、大きな問題ではない』と言及。

その理由として、『資金供給を打ち切るのは、ムニューシン財務長官がFRBに必要財源の返還を要請したためだ』と述べています。『財務省は資金供給の財源として4550億ドルをFRBに与えていたが、連邦議会が検討する追加の財政出動に転用するため返還を求めた。 FRBが打ち切る資金供給策は、実際には利用が広がっていない』とのことで、『FRBの資金供給が使われないのは、市中金利が大きく低下して、企業や地方政府が市場から必要なマネーを調達できるようになったためだ。つまり、必要がなく、実際にも使われていないのなら、財務省に返して追加の財政政策の資金に使ったほうがいい』と説明しています。

さらに、『財務省とFRBの話題では財務長官人事に注目が集まる。前FRB議長のイエレン氏の名前もあがっている。バイデン氏は感謝祭前に発表するとしている』と伝えています。

加えて、『同じく今週の注目材料は11月開催分のFOMC議事要旨。12月FOMCでの追加緩和の可能性を示唆する内容となるか注目である』と指摘しています。

最後に、今週の予想レンジについて『2万5200〜2万5800円とする』としています。

参考にしてみてくださいね。

山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 山崎みほ



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