Jトラスト Research Memo(4):2020年12月期業績予想は、事業ポートフォリオの見直し継続により未定
[20/12/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績見通し
Jトラスト<8508>は、コロナ禍により世界各国で経済環境が急変し、産業構造が大きく変動しているなかにあって、事業の収益性の今後の見通しについて、抜本的な見直しが求められているとの認識のもと、また、株式市場において、企業に対する評価が、会計上の資産等に基づくのではなく、将来の成長機会の先取りを重視するものとなっているということを受けとめ、既存の事業ポートフォリオの価値や将来性を徹底的に見直し、上場企業として、現下の株式市場の動向を踏まえつつ、株主価値の最大化を目指すべき好機を迎えていると考えている。
この方針の一環として、2020年9月から10月において、日本金融事業ではJトラストカードを、韓国及びモンゴル金融事業では貯蓄銀行2行を外部に売却することなどを決定した。主に韓国の貯蓄銀行2行の売却により、換価性の高い資産を手元に確保することになる。今後についても事業ポートフォリオの価値の見直しをさらに加速させ、株主価値の最大化に努める方針を進めていくなかにあって、業績予想の合理的な算定は極めて困難と判断し、2020年12月期業績予想については未定としている。
なお、IFRS第5号(売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業)に基づき、異動する子会社の業績について、非継続事業に組替表示する見込みであるが、2020年12月期決算に与える影響額については、現在、精査中である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<YM>
Jトラスト<8508>は、コロナ禍により世界各国で経済環境が急変し、産業構造が大きく変動しているなかにあって、事業の収益性の今後の見通しについて、抜本的な見直しが求められているとの認識のもと、また、株式市場において、企業に対する評価が、会計上の資産等に基づくのではなく、将来の成長機会の先取りを重視するものとなっているということを受けとめ、既存の事業ポートフォリオの価値や将来性を徹底的に見直し、上場企業として、現下の株式市場の動向を踏まえつつ、株主価値の最大化を目指すべき好機を迎えていると考えている。
この方針の一環として、2020年9月から10月において、日本金融事業ではJトラストカードを、韓国及びモンゴル金融事業では貯蓄銀行2行を外部に売却することなどを決定した。主に韓国の貯蓄銀行2行の売却により、換価性の高い資産を手元に確保することになる。今後についても事業ポートフォリオの価値の見直しをさらに加速させ、株主価値の最大化に努める方針を進めていくなかにあって、業績予想の合理的な算定は極めて困難と判断し、2020年12月期業績予想については未定としている。
なお、IFRS第5号(売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業)に基づき、異動する子会社の業績について、非継続事業に組替表示する見込みであるが、2020年12月期決算に与える影響額については、現在、精査中である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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