USENNEX Research Memo(10):中期的に充実が期待される株主還元
[20/12/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■株主還元策
1. 配当政策
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は、配当等については、財政状態、利益の状況、新規投資計画等を総合的に勘案して業績に基づき、年1回、期末において剰余金の配分を行うことを基本方針とし、この剰余金の配当の決定機関は株主総会としている。同社は、株主に対する利益還元を経営の重要政策の1つに位置付けており、基本方針に則り業績等を総合的に勘案した結果、2020年8月期の期末配当を1株当たり8円とした。また、2021年8月期の年間配当については、1株当たり8.5円とすることを予定している。なお、中期経営計画「NEXT for 2024」においては、10〜30%を配当性向の目線として配当していく方針としている。
手厚い株主優待制度
2. 株主優待制度
同社は、株主の日頃の支援に感謝するとともに、同社グループのサービスを利用することで事業内容について理解を深めてもらい、同社株式に対する投資魅力を高め長期的に保有してもらうことを目的として株主優待制度を導入している。現在導入している優待内容は、コンテンツ配信サービス「U-NEXT」と「プレミアム優待倶楽部」である。
100〜999株を保有する株主には動画配信サービス「U-NEXT」の90日間分の利用料と1,000円分のポイントを贈呈し、1,000株以上を保有する株主には1年分の利用料と毎月1,800円分のポイントを贈呈する。「プレミアム優待倶楽部」では、500株以上を保有する株主を対象に、保有する株式数に応じて株主優待ポイントを贈呈し、株主限定特設サイト「USEN-NEXT HOLDINGSプレミアム優待倶楽部」にて、食品や電化製品、ギフト、旅行・体験など2,000点以上の商品に交換することができる。株主優待ポイントは保有株式数によって細かく設定されており、1年以上株式を保有するとポイントは初年度の1.1倍になる。株主優待の対象は、毎年2月末日時点、8月末日時点で同社株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上を保有する株主となる。「プレミアム優待倶楽部」は毎年2月末日現在の同社株主名簿に記載または記録された5単元(500株)以上を保有する株主が対象となる。
プレミアム優待倶楽部では、株主優待ポイントを共通株主優待コイン「WILLsCoin」と交換することができる。WILLsCoinは個人株主向け会員制サイト「プレミアム優待倶楽部PORTAL」にて優待商品と交換することができる。WILLsCoinの有効期限は最後の交換(優待ポイントとWILLsCoinの交換、またはWILLsCoinと優待商品の交換)から12ヶ月間となっている。有効期限までの間に優待ポイントを使用してWILLsCoinと交換するか、WILLsCoinを使用して優待商品と交換することで有効期限の延長が可能となっている。また、「プレミアム優待倶楽部PORTAL」でのクレジットカード決済による買い物や、「プレミアム優待倶楽部GIFT CARD」の登録でも、有効期限が操作の日付より1年間延長となる。
■情報セキュリティ
ワークスタイルの変革に合わせ徹底対策
同社は個人情報保護の体制強化と教育を継続して実施しているが、完全な保護を保証できるものではなく、外部からの不正アクセスやシステム不具合、内部犯行、人的ミス、預託先や提供先の管理ミスなどによる個人情報漏えいのリスクは常に存在している。このため同社は、より積極的な情報セキュリティ対策として、情報システムをデータセンター内で管理し、ファイアウォールの構築とWebアプリケーションの脆弱性診断を継続して実施している。また、働き方改革の一環として個人にノートパソコンとスマートフォンを配布しているが、ノートパソコンはセキュリティチップ(TPM)を搭載したものを使用することで、スマートフォンはモバイル端末管理(MDM)を利用することで、セキュリティリスクを大きく減らしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
<EY>
1. 配当政策
USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は、配当等については、財政状態、利益の状況、新規投資計画等を総合的に勘案して業績に基づき、年1回、期末において剰余金の配分を行うことを基本方針とし、この剰余金の配当の決定機関は株主総会としている。同社は、株主に対する利益還元を経営の重要政策の1つに位置付けており、基本方針に則り業績等を総合的に勘案した結果、2020年8月期の期末配当を1株当たり8円とした。また、2021年8月期の年間配当については、1株当たり8.5円とすることを予定している。なお、中期経営計画「NEXT for 2024」においては、10〜30%を配当性向の目線として配当していく方針としている。
手厚い株主優待制度
2. 株主優待制度
同社は、株主の日頃の支援に感謝するとともに、同社グループのサービスを利用することで事業内容について理解を深めてもらい、同社株式に対する投資魅力を高め長期的に保有してもらうことを目的として株主優待制度を導入している。現在導入している優待内容は、コンテンツ配信サービス「U-NEXT」と「プレミアム優待倶楽部」である。
100〜999株を保有する株主には動画配信サービス「U-NEXT」の90日間分の利用料と1,000円分のポイントを贈呈し、1,000株以上を保有する株主には1年分の利用料と毎月1,800円分のポイントを贈呈する。「プレミアム優待倶楽部」では、500株以上を保有する株主を対象に、保有する株式数に応じて株主優待ポイントを贈呈し、株主限定特設サイト「USEN-NEXT HOLDINGSプレミアム優待倶楽部」にて、食品や電化製品、ギフト、旅行・体験など2,000点以上の商品に交換することができる。株主優待ポイントは保有株式数によって細かく設定されており、1年以上株式を保有するとポイントは初年度の1.1倍になる。株主優待の対象は、毎年2月末日時点、8月末日時点で同社株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上を保有する株主となる。「プレミアム優待倶楽部」は毎年2月末日現在の同社株主名簿に記載または記録された5単元(500株)以上を保有する株主が対象となる。
プレミアム優待倶楽部では、株主優待ポイントを共通株主優待コイン「WILLsCoin」と交換することができる。WILLsCoinは個人株主向け会員制サイト「プレミアム優待倶楽部PORTAL」にて優待商品と交換することができる。WILLsCoinの有効期限は最後の交換(優待ポイントとWILLsCoinの交換、またはWILLsCoinと優待商品の交換)から12ヶ月間となっている。有効期限までの間に優待ポイントを使用してWILLsCoinと交換するか、WILLsCoinを使用して優待商品と交換することで有効期限の延長が可能となっている。また、「プレミアム優待倶楽部PORTAL」でのクレジットカード決済による買い物や、「プレミアム優待倶楽部GIFT CARD」の登録でも、有効期限が操作の日付より1年間延長となる。
■情報セキュリティ
ワークスタイルの変革に合わせ徹底対策
同社は個人情報保護の体制強化と教育を継続して実施しているが、完全な保護を保証できるものではなく、外部からの不正アクセスやシステム不具合、内部犯行、人的ミス、預託先や提供先の管理ミスなどによる個人情報漏えいのリスクは常に存在している。このため同社は、より積極的な情報セキュリティ対策として、情報システムをデータセンター内で管理し、ファイアウォールの構築とWebアプリケーションの脆弱性診断を継続して実施している。また、働き方改革の一環として個人にノートパソコンとスマートフォンを配布しているが、ノートパソコンはセキュリティチップ(TPM)を搭載したものを使用することで、スマートフォンはモバイル端末管理(MDM)を利用することで、セキュリティリスクを大きく減らしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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