大幸薬品 Research Memo(3):「クレベリン」新工場稼働により生産能力大幅増強
[20/12/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■トピックス
大幸薬品<4574>では2020年11月下旬から、大阪府茨木市で「クレベリン 置き型」向けの新工場の稼働を開始した。この新工場は最新鋭の自動・高速生産設備を導入しており、前期比約10倍の生産能力を実現するとともに、工程人員を従来の約3分の1とするなど効率化も達成した。設備投資額は約25億円。コロナ禍が続くなかでの品薄状態を解消するとともに、業務用市場や海外市場への拡大の原動力にもなる。
同社は、近年「クレベリン」の海外展開を推進しており、その成果が顕在化している。中国では、深センを拠点にチャネル開拓や広告・販促を行い急成長している。台湾においても、EC事業者のM&Aを契機に拡販を行い、2020年12月期第2四半期の売上高を伸ばした。2020年10月には、欧州・中東・中南米等の新規開拓地域の統括を機能する大幸薬品インターナショナル(株)を設立。また2021年1月には、トルコ(イスタンブール)に現地法人を設立する予定だ。トルコはGDPで世界19位、人口約8,300万人と潜在市場が大きく、許認可取得が比較的容易であると想定されたことも参入の要因となった。トルコでは、マーケティング・販売機能を持たせるとともに、隣接する欧州や中東等の周辺国でのパートナー開拓や市場調査等も実施する予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<NB>
大幸薬品<4574>では2020年11月下旬から、大阪府茨木市で「クレベリン 置き型」向けの新工場の稼働を開始した。この新工場は最新鋭の自動・高速生産設備を導入しており、前期比約10倍の生産能力を実現するとともに、工程人員を従来の約3分の1とするなど効率化も達成した。設備投資額は約25億円。コロナ禍が続くなかでの品薄状態を解消するとともに、業務用市場や海外市場への拡大の原動力にもなる。
同社は、近年「クレベリン」の海外展開を推進しており、その成果が顕在化している。中国では、深センを拠点にチャネル開拓や広告・販促を行い急成長している。台湾においても、EC事業者のM&Aを契機に拡販を行い、2020年12月期第2四半期の売上高を伸ばした。2020年10月には、欧州・中東・中南米等の新規開拓地域の統括を機能する大幸薬品インターナショナル(株)を設立。また2021年1月には、トルコ(イスタンブール)に現地法人を設立する予定だ。トルコはGDPで世界19位、人口約8,300万人と潜在市場が大きく、許認可取得が比較的容易であると想定されたことも参入の要因となった。トルコでは、マーケティング・販売機能を持たせるとともに、隣接する欧州や中東等の周辺国でのパートナー開拓や市場調査等も実施する予定である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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