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クシム Research Memo（3）：先端IT技術領域のエンジニアの供給と社会実装を図り、企業のDXを推進（1）
[21/01/12]
提供元：株式会社フィスコ
提供元：株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■事業概要
クシム<2345>の創業事業であるeラーニングサービスは、延べ2,000社以上・約100万人のITエンジニアのスキルアップやキャリア形成を支援している。現在の事業領域は、「eラーニング事業」に加え、高度ITエンジニアによるシステム開発請負と高度ITエンジニアの育成・紹介まで一気通貫したサービスとして提供する「アカデミー事業」、そして、次なる成長エンジンとしたい戦略領域である「インキュベーション事業」に至るまで業態は拡大している。2020年10月期のセグメント別売上高比率は、eラーニング事業49.7%、アカデミー事業36.6%、インキュベーション事業13.8%であった（セグメント間の内部売上高又は振替高含む）。
同社は、2019年10月1日に(株)エイム・ソフト（現 (株)クシムソフト）、同年11月1日に(株)東京テック（現 (株)クシムテクノロジーズ）の全株式を取得し完全子会社化した。グループ子会社を通じて先端IT技術領域のエンジニアの供給と先端IT技術の社会実装を図り、企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進、支援する新たなビジネスモデルを構築しつつある。同社グループはクシムソフト、クシムテクノロジーズのほか、UI/UX設計、デザイン、グラフィックデザイン及びブロックチェーンに関わるシステムエンジニアリング事業を展開する(株)クシムインサイト、ソフトウェア・ハードウェア・コンテンツサービス事業を展開する(株)イーフロンティア、介護事業所向けのASPサービス「Care Online（ケアオンライン）」等を展開する(株)ケア・ダイナミクスを加えたグループ6社によるテクノロジー企業群である。
1. eラーニング事業
eラーニング事業では、法人企業向け学習管理システムである「iStudy LMS」及び法人企業向けオンライン学習システム「SLAP（スラップ）」を主力サービスとしている。「iStudy LMS」は、eラーニング、研修管理、経験管理（業務スキル、資格登録）、オンデマンド研修、スキル管理（ITスキル診断、オリジナルスキル診断）、コンテンツ作成（オリジナルコンテンツ作成）等の豊富な機能を搭載しており、個人の学習進捗状況を捉えた、的確な研修プランの立案も可能としている。「SLAP」は、PC/スマートフォン/タブレットなどマルチデバイス対応で「いつでもどこでも学べるよろこび」をサービスコンセプトとしたeラーニングシステム（LMS）である。また、恵比寿ガーデンプレイスに専用スタジオ「Studio Octo（スタジオ オクト）」を備えており、社内研修などの内容の設計構成、レイアウト、動画収録、編集、教材化という一連のプロセスをサポート。そのほか、eラーニングコンテンツでは、AI、ブロックチェーン、IoT、新規事業開発などの先進技術領域のコンテンツを新たに実装し、ITエンジニアがeラーニングでの体系的なスキル習得を可能とする。
(1) 「iStudy LMS」の特徴
a) コンテンツ作成
Power Pointでスライドを作成すると、アドイン提供されているiStudy Creatorの変換ボタンを押すだけで瞬時にeラーニングに変換されるため、専門的な知識がなくともオリジナルeラーニングの作成が行える。また、新エディション「iStudy Creator」では、HTML5変換をサポートしており、作成したコンテンツをiPhoneやiPad、Androidなどで学習することが可能。既存のマルチメディアに柔軟に連携することにより、画像ファイル（GIF、JPG、PNG、BMPなど）、フラッシュアニメーション(SWF)、音声ファイル(WAV)、ビデオファイル(WMV、AVI)を読み込むことができる。そのほか、スライドの間にテストを挿入することができるため、テスト問題で理解度を確認できる効果的な学習体制を構築できる。
b) オンデマンド研修機能
オンデマンドコンテンツの作成・編集には、専用ツールのコンテンツエディタを利用する。録画したセミナーのシーン編集や、資料の差し替え、チャットの編集等を行える。セミナー形式で録画を行わなくても、動画ファイルからオンデマンドコンテンツを作成することもできる。また、コンテンツの再生速度を変えて再生することができるため、受講者は視聴時間を短縮するなど効率的なコンテンツの視聴が可能になる。
c) 管理機能
集合研修管理やeラーニングの実践、学習結果管理、受講案内など、人材育成に必要な機能をすべてパッケージ化している。業務経験の把握や資格取得状況から研修プランの立案（年間研修計画）など、育成管理のためのトータルサポートが可能である。
(2) 「SLAP」の特徴
PowerPointやExcelで教材を準備し、アドイン提供されているCreator NEO機能から変換をするだけで、eラーニングコンテンツが作成できる。また、PowerPointのノートに文章を入力するだけで、簡単に音声合成したナレーションをつけることも可能。PC/スマートフォン/タブレットで利用できるため、外出先や移動中などでも学習ができるため、空いた時間を有効に活用できる。さらに、すぐにeラーニングを開始できる「クラウド版」に加え、セキュリティが厳しい顧客や自社でインフラ環境を運営したい顧客向けに 「オンプレミス版」も提供している。
（執筆：フィスコアナリスト 村瀬智一）
＜NB＞
クシム<2345>の創業事業であるeラーニングサービスは、延べ2,000社以上・約100万人のITエンジニアのスキルアップやキャリア形成を支援している。現在の事業領域は、「eラーニング事業」に加え、高度ITエンジニアによるシステム開発請負と高度ITエンジニアの育成・紹介まで一気通貫したサービスとして提供する「アカデミー事業」、そして、次なる成長エンジンとしたい戦略領域である「インキュベーション事業」に至るまで業態は拡大している。2020年10月期のセグメント別売上高比率は、eラーニング事業49.7%、アカデミー事業36.6%、インキュベーション事業13.8%であった（セグメント間の内部売上高又は振替高含む）。
同社は、2019年10月1日に(株)エイム・ソフト（現 (株)クシムソフト）、同年11月1日に(株)東京テック（現 (株)クシムテクノロジーズ）の全株式を取得し完全子会社化した。グループ子会社を通じて先端IT技術領域のエンジニアの供給と先端IT技術の社会実装を図り、企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進、支援する新たなビジネスモデルを構築しつつある。同社グループはクシムソフト、クシムテクノロジーズのほか、UI/UX設計、デザイン、グラフィックデザイン及びブロックチェーンに関わるシステムエンジニアリング事業を展開する(株)クシムインサイト、ソフトウェア・ハードウェア・コンテンツサービス事業を展開する(株)イーフロンティア、介護事業所向けのASPサービス「Care Online（ケアオンライン）」等を展開する(株)ケア・ダイナミクスを加えたグループ6社によるテクノロジー企業群である。
1. eラーニング事業
eラーニング事業では、法人企業向け学習管理システムである「iStudy LMS」及び法人企業向けオンライン学習システム「SLAP（スラップ）」を主力サービスとしている。「iStudy LMS」は、eラーニング、研修管理、経験管理（業務スキル、資格登録）、オンデマンド研修、スキル管理（ITスキル診断、オリジナルスキル診断）、コンテンツ作成（オリジナルコンテンツ作成）等の豊富な機能を搭載しており、個人の学習進捗状況を捉えた、的確な研修プランの立案も可能としている。「SLAP」は、PC/スマートフォン/タブレットなどマルチデバイス対応で「いつでもどこでも学べるよろこび」をサービスコンセプトとしたeラーニングシステム（LMS）である。また、恵比寿ガーデンプレイスに専用スタジオ「Studio Octo（スタジオ オクト）」を備えており、社内研修などの内容の設計構成、レイアウト、動画収録、編集、教材化という一連のプロセスをサポート。そのほか、eラーニングコンテンツでは、AI、ブロックチェーン、IoT、新規事業開発などの先進技術領域のコンテンツを新たに実装し、ITエンジニアがeラーニングでの体系的なスキル習得を可能とする。
(1) 「iStudy LMS」の特徴
a) コンテンツ作成
Power Pointでスライドを作成すると、アドイン提供されているiStudy Creatorの変換ボタンを押すだけで瞬時にeラーニングに変換されるため、専門的な知識がなくともオリジナルeラーニングの作成が行える。また、新エディション「iStudy Creator」では、HTML5変換をサポートしており、作成したコンテンツをiPhoneやiPad、Androidなどで学習することが可能。既存のマルチメディアに柔軟に連携することにより、画像ファイル（GIF、JPG、PNG、BMPなど）、フラッシュアニメーション(SWF)、音声ファイル(WAV)、ビデオファイル(WMV、AVI)を読み込むことができる。そのほか、スライドの間にテストを挿入することができるため、テスト問題で理解度を確認できる効果的な学習体制を構築できる。
b) オンデマンド研修機能
オンデマンドコンテンツの作成・編集には、専用ツールのコンテンツエディタを利用する。録画したセミナーのシーン編集や、資料の差し替え、チャットの編集等を行える。セミナー形式で録画を行わなくても、動画ファイルからオンデマンドコンテンツを作成することもできる。また、コンテンツの再生速度を変えて再生することができるため、受講者は視聴時間を短縮するなど効率的なコンテンツの視聴が可能になる。
c) 管理機能
集合研修管理やeラーニングの実践、学習結果管理、受講案内など、人材育成に必要な機能をすべてパッケージ化している。業務経験の把握や資格取得状況から研修プランの立案（年間研修計画）など、育成管理のためのトータルサポートが可能である。
(2) 「SLAP」の特徴
PowerPointやExcelで教材を準備し、アドイン提供されているCreator NEO機能から変換をするだけで、eラーニングコンテンツが作成できる。また、PowerPointのノートに文章を入力するだけで、簡単に音声合成したナレーションをつけることも可能。PC/スマートフォン/タブレットで利用できるため、外出先や移動中などでも学習ができるため、空いた時間を有効に活用できる。さらに、すぐにeラーニングを開始できる「クラウド版」に加え、セキュリティが厳しい顧客や自社でインフラ環境を運営したい顧客向けに 「オンプレミス版」も提供している。
（執筆：フィスコアナリスト 村瀬智一）
＜NB＞
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