ダイコク電 Research Memo(2):業界初のAIホールコンピュータの推進により、業界トップシェアの更なる拡大へ
[21/01/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■事業内容
ダイコク電機<6430>は、パチンコホール向けコンピュータシステムの開発・製造・販売を主力として、パチンコ遊技機の表示・制御ユニットやパチスロ遊技機の開発・製造・販売等も手掛けている。
パチンコホールの経営を支えるホールコンピュータのパイオニアとして、データ管理を重視した管理手法の提案や、革新的機能を搭載した周辺機器の投入、業界随一の会員制情報提供サービスなどにより、ホールからの信頼とファンの満足度を高め、業界No.1となる市場シェアを誇ってきた。
同社ホールコンピュータを導入しているホール数は3,434店舗(シェア35.6%)、遊技機設置台数では1,867千台(シェア44.5%)に上る。
事業セグメントは、「情報システム事業」と「制御システム事業」の2つに区分されるが、「情報システム事業」が売上高の74.2%(2021年3月期上期実績)を占めるとともに、ここ数年における同社の安定収益源となっている。
1. 情報システム事業
パチンコホール内システムの核となる「ホールコンピュータ」を軸に、「景品顧客管理システム」や「情報公開システム」などの周辺機器販売のほか、情報機器を通じて各種サービスを行う「ホールの経営支援サービス」、業界随一の情報戦略ツールである「会員制情報提供サービス(DK-SIS)」など、パチンコホール運営に必要な情報機器やサービスを展開している。
ホールコンピュータとは、店内に設置してある遊技機の稼動状況や売上データなどを管理する経営支援システムである。景品顧客管理システムや情報公開システムなど周辺機器とも連動するほか、会員制情報提供サービスの基盤となっており、ホールコンピュータの導入によって、周辺機器やサービスを一括で販売することができる。また、情報機器の販売に加えて、販売後の経営支援サービスや情報提供サービスなどの会費徴収によるストック型ビジネスモデルへの転換にも注力している。
2019年6月には、業界初となるAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」をリリースした。ホールコンピュータ「CII」以来12年ぶりのリニューアルとなる。「教えてくれるホールコンピュータ」をコンセプトとし、同社が保有するビッグデータを活用し、AIがデータを自動分析することで、ホール経営に最適な「解」を導き出すところに特徴がある。ホール経営の効率化・省力化に貢献することで、市場シェアの拡大と収益力の向上を目指している。
2. 制御システム事業
遊技機メーカー向けに遊技機の表示及び制御ユニットの製造・販売のほか、遊技機に使用する部品の販売等を行っている。ホールコンピュータメーカーとして長年培った遊技台データ分析のノウハウを生かし、人気機種の傾向分析に基づく仕様の提案や人気キャラクターの版権獲得など、ユニット製造業者の枠を超え、コンテンツにまで関わる開発パートナーとして機能している。特に、2021年3月期(下期)からは、これまで培ったハードとソフト技術を活用し、パチスロ遊技機の一括受託開発や販売製品の事業領域の拡大により、パチスロビジネスの本格化を進めていく方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<YM>
ダイコク電機<6430>は、パチンコホール向けコンピュータシステムの開発・製造・販売を主力として、パチンコ遊技機の表示・制御ユニットやパチスロ遊技機の開発・製造・販売等も手掛けている。
パチンコホールの経営を支えるホールコンピュータのパイオニアとして、データ管理を重視した管理手法の提案や、革新的機能を搭載した周辺機器の投入、業界随一の会員制情報提供サービスなどにより、ホールからの信頼とファンの満足度を高め、業界No.1となる市場シェアを誇ってきた。
同社ホールコンピュータを導入しているホール数は3,434店舗(シェア35.6%)、遊技機設置台数では1,867千台(シェア44.5%)に上る。
事業セグメントは、「情報システム事業」と「制御システム事業」の2つに区分されるが、「情報システム事業」が売上高の74.2%(2021年3月期上期実績)を占めるとともに、ここ数年における同社の安定収益源となっている。
1. 情報システム事業
パチンコホール内システムの核となる「ホールコンピュータ」を軸に、「景品顧客管理システム」や「情報公開システム」などの周辺機器販売のほか、情報機器を通じて各種サービスを行う「ホールの経営支援サービス」、業界随一の情報戦略ツールである「会員制情報提供サービス(DK-SIS)」など、パチンコホール運営に必要な情報機器やサービスを展開している。
ホールコンピュータとは、店内に設置してある遊技機の稼動状況や売上データなどを管理する経営支援システムである。景品顧客管理システムや情報公開システムなど周辺機器とも連動するほか、会員制情報提供サービスの基盤となっており、ホールコンピュータの導入によって、周辺機器やサービスを一括で販売することができる。また、情報機器の販売に加えて、販売後の経営支援サービスや情報提供サービスなどの会費徴収によるストック型ビジネスモデルへの転換にも注力している。
2019年6月には、業界初となるAIホールコンピュータ「Χ(カイ)」をリリースした。ホールコンピュータ「CII」以来12年ぶりのリニューアルとなる。「教えてくれるホールコンピュータ」をコンセプトとし、同社が保有するビッグデータを活用し、AIがデータを自動分析することで、ホール経営に最適な「解」を導き出すところに特徴がある。ホール経営の効率化・省力化に貢献することで、市場シェアの拡大と収益力の向上を目指している。
2. 制御システム事業
遊技機メーカー向けに遊技機の表示及び制御ユニットの製造・販売のほか、遊技機に使用する部品の販売等を行っている。ホールコンピュータメーカーとして長年培った遊技台データ分析のノウハウを生かし、人気機種の傾向分析に基づく仕様の提案や人気キャラクターの版権獲得など、ユニット製造業者の枠を超え、コンテンツにまで関わる開発パートナーとして機能している。特に、2021年3月期(下期)からは、これまで培ったハードとソフト技術を活用し、パチスロ遊技機の一括受託開発や販売製品の事業領域の拡大により、パチスロビジネスの本格化を進めていく方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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