グローセル Research Memo(6):新商材「STREAL」事業の確立で中長期の成長を図る
[21/01/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期成長戦略
1. 中長期の成長戦略と新中期経営計画「SSG 2021」の概要
グローセル<9995>は2019年5月に、2020年3月期−2022年3月期までの3ヶ年中期経営計画として、持続的成長可能な企業を目指す新中期経営計画「SSG 2021」を発表した。この「SSG 2021」のネーミングは、「Semiconductor(半導体)とSensor(センサー)でGlobal(グローバル)にGrowth(成長)する」に由来している。これまでの同社の主力商材であるSemiconductorに加えてSensorという新商材を中期経営計画に冠したことは、この新商材の成功に自信を深めている証左と言えるだろう。
当初の「SSG 2021」の定量的目標は、2022年3月期に売上高912億円、営業利益16.1億円であったが、足元でコロナの影響が発生し、2021年3月期の予想が未定であることから、これまでの目標を一旦白紙とし、新たに外部環境に左右されない経営指標として、売上規模800億円、(ルネサス製品600億円、CSBほか200億円、うち「STREAL」30億円)、営業利益率2.0%を掲げた。現時点においてはこの目標に変更はなく、会社は「コロナの影響もあり先行きは不透明であるが、売上高の目標達成は十分可能である」と述べている。
定量的目標は変更されたが、定性的な目標は変わっておらず、この間も以下のような重点施策を粛々と進める計画だ。
(1) 「ルネサス製品」を軸に、重点分野である自動車・産業分野での拡販を推進:デザイン-インの強化・推進
(2) 新規ビジネス・「STREAL」の取り組み強化
(3) 国内・海外の連携強化による海外ビジネスの拡大
(4) 特約店との連携強化による一体となった営業活動強化
(5) 技術商社としてのOne Stop Solution強化
(6) 新型コロナウイルス対策による社員の安全と雇用の確保を行いながらできる限り「従来活」を回復・復活させ2021年度につなげていく
(7) 「コーポレートガバナンス」の充実と新しい生活様式に即した 「働き方改革」Glosel版スマートワークライフの実践推進により 「働き甲斐のある企業」を実現し、強固なコーポレートカルチャーを確立
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<NB>
1. 中長期の成長戦略と新中期経営計画「SSG 2021」の概要
グローセル<9995>は2019年5月に、2020年3月期−2022年3月期までの3ヶ年中期経営計画として、持続的成長可能な企業を目指す新中期経営計画「SSG 2021」を発表した。この「SSG 2021」のネーミングは、「Semiconductor(半導体)とSensor(センサー)でGlobal(グローバル)にGrowth(成長)する」に由来している。これまでの同社の主力商材であるSemiconductorに加えてSensorという新商材を中期経営計画に冠したことは、この新商材の成功に自信を深めている証左と言えるだろう。
当初の「SSG 2021」の定量的目標は、2022年3月期に売上高912億円、営業利益16.1億円であったが、足元でコロナの影響が発生し、2021年3月期の予想が未定であることから、これまでの目標を一旦白紙とし、新たに外部環境に左右されない経営指標として、売上規模800億円、(ルネサス製品600億円、CSBほか200億円、うち「STREAL」30億円)、営業利益率2.0%を掲げた。現時点においてはこの目標に変更はなく、会社は「コロナの影響もあり先行きは不透明であるが、売上高の目標達成は十分可能である」と述べている。
定量的目標は変更されたが、定性的な目標は変わっておらず、この間も以下のような重点施策を粛々と進める計画だ。
(1) 「ルネサス製品」を軸に、重点分野である自動車・産業分野での拡販を推進:デザイン-インの強化・推進
(2) 新規ビジネス・「STREAL」の取り組み強化
(3) 国内・海外の連携強化による海外ビジネスの拡大
(4) 特約店との連携強化による一体となった営業活動強化
(5) 技術商社としてのOne Stop Solution強化
(6) 新型コロナウイルス対策による社員の安全と雇用の確保を行いながらできる限り「従来活」を回復・復活させ2021年度につなげていく
(7) 「コーポレートガバナンス」の充実と新しい生活様式に即した 「働き方改革」Glosel版スマートワークライフの実践推進により 「働き甲斐のある企業」を実現し、強固なコーポレートカルチャーを確立
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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