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GMOペパボ--- 20年12月期は2ケタ増収増益、過去最高業績を達成。配当も増額へ

注目トピックス 日本株
GMOペパボ<3633>は3日、2020年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比23.2%増の110.14億円、営業利益が同18.3%増の9.27億円、経常利益が同17.7%増の9.83億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同52.9%増の8.29億円となった。

ホスティング事業の売上高は前期比1.8%増の45.67億円、セグメント利益は同0.3%減の13.61億円となった。「ロリポップ!」の契約件数は、各プランのスペックアップや価格改定に加え、初期費用無料キャンペーンを継続的に実施した結果、前期末比2.9%増の417,117件、顧客単価は前期比0.5%増の371円となった。「ムームードメイン」は、過去に実施した新ドメインの割引キャンペーンで取得されたドメインの更新率が低かったことなどにより、登録ドメイン数は前期末比1.2%減の1,201,695件となった。

EC支援事業の売上高は前期比61.5%増の40.69億円、セグメント利益は同38.2%増の12.12億円となった。「カラーミーショップ」は、2020年4月の緊急事態宣言以降に実店舗運営者からのオンラインショップ開設の需要が拡大したが、第1四半期末までの減少が大きく、契約件数は前期末比0.3%減の41,059件となった。また、継続的なアップセル及びクロスセル施策に加え、巣ごもり需要拡大後もEC利用が堅調に推移していることを背景に流通金額が増加し、流通金額に応じて決済代行会社から受領する手数料が増加したことにより、顧客単価は前期比25.6%増の3,374円と大きく増加した。「SUZURI」は、継続的な新アイテムの追加やSNS内で影響力のあるクリエイターの誘致を行ったことに加えて、各種セールやキャンペーンなどが奏功し、会員数は前期末比80.1%増の70万人、流通額は前期比174.4%増の24億円と大幅に増加した。

ハンドメイド事業の売上高は前期比24.2%増の19.90億円、セグメント利益は同139.5%増の2.26億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020年3月開催予定であった大規模オフラインイベント「minneのハンドメイドマーケット2020」を中止した。一方で、外出自粛による「巣ごもり需要」の拡大や緊急事態宣言後のEC利用の堅調な推移に加え、各種クーポンやキャンペーン、TVCMなどの販促活動を行ったことに伴い、当連結会計年度における流通金額は前期比24.5%増の149億円となった。

金融支援事業の売上高は前期比177.4%増の1.27億円、セグメント損失は2.99億円(前期は1.78億円の損失)となった。2018年10月より提供している「FREENANCE」は、事業拡大に伴う人員増加に加えて、継続的な機能開発及びWebプロモーションなどの投資を行っており、第1四半期連結累計期間まで順調に利用者数や請求書買取額が増加した。しかし、2020年4月の緊急事態宣言以降、企業の経営悪化や方針転換などによるフリーランスへの発注額の減少や単価の下落、国や行政による給付金の利用拡大により利用者数が減少し、請求書買取額の伸びが鈍化した。

2021年12月通期の連結業績予想については、売上高が前期比20.1%増の132.23億円、営業利益が同20.2%増の11.14億円、経常利益が同14.6%増の11.27億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.2%減の7.95億円を見込んでいる。

また、配当予想の修正も発表しており、前期の期末配当を72.5円から81円(前期は65円)に増額している。




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