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ムサシ---3Q減収なるも、情報・産業システム機材および選挙システム機材は順調に推移

注目トピックス 日本株
ムサシ<7521>は9日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比23.2%減の217.71億円、営業損失が3.01億円(前年同期は11.55億円の利益)、経常損失が1.99億円(同11.98億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が1.23億円(同9.27億円の利益)となった。

情報・印刷・産業システム機材について、情報・産業システム機材は、業務用ろ過フィルターの販売は飲食業の休業による飲料需要の減少影響を受けたが、テレワークの拡大に伴い文書のデジタル化事業の受注と電子化機器の販売が伸長し、概ね順調に推移した。印刷システム機材は、各種イベントの中止や店舗の営業自粛等により商業印刷物の需要が減少し、印刷材料の販売が落ち込んだ。また、印刷機器の販売も感染症の再拡大による設備投資意欲の減退により、低調に推移した。

金融汎用・選挙システム機材について、金融汎用システム機材は、貨幣処理機器の販売が金融機関や運輸業界などの設備投資抑制の影響により落ち込んだ。選挙システム機材は、全国の地方選挙向けに投票用紙交付機や読取分類機などの機器の販売が順調に推移したほか、投開票管理システムの販売についても概ね順調に推移したものの、前年同期に実施された大型選挙が無かったため反動減の影響を受けた。

紙・紙加工品については、医薬品向け紙器用板紙の販売は伸長したが、感染症再拡大に伴う経済活動の停滞やテレワークの拡大により印刷用紙や情報用紙の需要が縮小し、低調に推移した。

不動産賃貸業、リース事業等については、堅調に推移した。

2021年3月期通期については、売上高が前期比13.6%減の324.81億円、営業利益が同82.2%減の1.82億円、経常利益が同78.7%減の2.62億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同83.8%減の1.40億円とする2020年10月27日公表の業績予想を据え置いている。





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