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タナベ経営---3Q減収なるも、経営コンサルティング事業は第3四半期以降回復基調

注目トピックス 日本株
タナベ経営<9644>は9日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.1%減の69.03億円、営業利益が同31.3%減の5.48億円、経常利益が同31.4%減の5.63億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同28.4%減の4.15億円となった。

経営コンサルティング事業の売上高は前年同期比6.8%減の39.35億円、セグメント利益は同35.0%減の7.17億円となった。高付加価値のコンサルティングサービス「チームコンサルティングブランド(TCB)」が定着し、平均単価が上昇するも、新型コロナウイルス感染症の影響によるコンサルティングやFCCセミナー、戦略ドメイン&ファンクション研究会の一時休止や延期により、減収減益となった。しかしながら、第3四半期以降は徐々に回復基調となっている。

マーケティングコンサルティング事業の売上高は前年同期比2.7%減の29.67億円、セグメント利益は同26.2%減の1.24億円となった。新型コロナウイルス感染防止対策商品やテレワーク商品の提供、デジタルを活用した新たなブランディング・プロモーション支援が好調に推移し、また好調業界への支援を強化した。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大による各種イベント等の延期・中止に伴い、プロモーション商品の企画・制作を含むコンサルティング需要が減少し、ダイアリーの一部キャンセルが発生したため、減収減益となった。

2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.0%増の93.95億円、営業利益が同29.1%減の7.00億円、経常利益が同28.1%減の7.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同29.6%減の4.90億円とする期初計画を据え置いている。この業績予想に対する第3四半期時点での進捗率は、売上高が73.5%、営業利益が78.4%、経常利益が77.2%、親会社株主に帰属する当期純利益が84.8%となっている。




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