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オークファン---1Qは大幅な増収増益、商品流通プラットフォーム事業・インキュベーション事業が好調に推移

注目トピックス 日本株
オークファン<3674>は12日、2021年9月期第1四半期(20年10月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比88.4%増の29.63億円、営業利益は12.24億円(前年同期は0.62億円の利益)、経常利益は12.15億円(同0.60億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9.18億円(同0.11億円の利益)となった。

在庫価値ソリューション事業の売上高は前年同期比8.5%減の4.72億円、営業利益は同15.7%減の0.98億円となった。データを基にAI技術を活用し在庫の価値を可視化することにより、在庫に関する課題を特定し販売価格・品揃えを最適化することができる「zaicoban(ざいこばん)」の提供、連結子会社スマートソーシングがEC販売支援サービスとして運用し、複数のECショップへの同時出品・在庫連動等の一元管理を可能とする「タテンポガイド」の提供による有料課金収入及びシステムカスタマイズ導入の提供を行っている。また、自社メディア「aucfan.com」を運営することにより、各ECサイトより取得した商品情報及び価格情報を整理統合し、分析・解析することにより商品販売時の売り手にとって有益な情報を提供している。2021年9月期第1四半期においては、広告宣伝費の投下により各ソリューションの集客・拡販等を行うとともに、人材採用等を強化した。

商品流通プラットフォーム事業の売上高は前年同期比16.0%増の12.31億円、営業利益は同96.0%増の0.62億円となった。連結子会社SynaBizが運営するBtoB卸モール「NETSEA」、滞留在庫・返品・型落ち品などの流動化支援を行う「リバリューBtoBモール」及びBtoCの寄付型ショッピングサイト「Otameshi(オタメシ)」を主たる事業として、有料課金収入、流通手数料及び商品販売収入を主たる収益源としている。また、同社が運営する副業・複業として物販ビジネスを行なう事業主を対象とするスクール形式サービス「オークファンスクール」も展開している。「NETSEA」及び「Otameshi」を中心として、流通量・利用者の増加が引き続き好調に推移し、増収増益となった。

インキュベーション事業の売上高は前年同期比4,794.6%増の12.97億円、営業利益は同38,744.8%増の11.51億円となった。営業投資有価証券の売却及び、投資先企業へのコンサルティング等を実施し、2021年9月期第1四半期には前期に引き続き大型の営業投資有価証券の一部売却を行った。

2021年9月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比38.4%増の109.00億円、営業利益は同58.4%増の13.00億円、経常利益は同54.5%増の12.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同86.6%増の8.00億円とする期初計画を新型コロナウイルス感染症に伴う経営環境や市場の変化が未だ不透明な状況のため据え置いている。




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