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不二精機---20年12月期減収なるも、射出成形用精密金型及び成形システム事業の受注残高は高水準で推移

注目トピックス 日本株
不二精機<6400>は12日、2020年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比10.3%減の59.12億円、営業利益が同26.9%減の2.83億円、経常利益が同58.5%減の1.42億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同65.8%減の0.99億円となった。

射出成形用精密金型及び成形システム事業について、売上高の約65%を占める医療機器用精密金型の売上高が、新型コロナウィルス感染症の影響で顧客との間の検収手続きに遅れが発生したことなどにより減少し、売上高は前期比19.0%減の24.93億円、セグメント利益は同4.4%減の2.66億円となった。なお、個別受注生産である同事業の未検収の受注残高は高水準で推移しており、各工場の稼働率は高い状態。

精密成形品その他事業について、主力製品の自動車部品用成形品は東南アジア市場を中心にした中期的な受注や、インドネシア及びタイの子会社で増産設備の稼働がスタートしたことに加え、秋元精機工業の連結子会社化の効果もあったが、新型コロナウィルス感染症の影響による稼働率の低下の影響により、売上高は前期比2.3%減の35.86億円となった。それに伴い、経費の削減に努めたが、セグメント利益は同78.6%減の0.22億円となった。

2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比21.4%増の71.80億円、営業利益が同59.0%増の4.50億円、経常利益が同183.8%増の4.03億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同276.8%増の3.73億円を見込んでいる。




<EY>

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