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ブイキューブ---20年12月期も2ケタ増収・大幅な増益、イベントやセミナーのオンライン配信案件が急増

注目トピックス 日本株
ブイキューブ<3681>は12日、2020年12月期連結業績を発表した。売上高が前期比30.0%増の82.82億円、営業利益が10.46億円(前期は2.84億円の損失)、経常利益が10.20億円(同3.41億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益が同3,210.3%増の11.38億円となった。

ビジュアルコミュニケーション事業の売上高は前期比49.0%増の60.62億円、セグメント利益は同377.5%増の13.09億円となった。2020年12月期では、Web会議サービスの需要が増加したことに加えて、コロナ禍を契機として急速に進行したイベントのオンライン化により、製薬業界を中心としたセミナー及びイベントの配信ビジネスの増加傾向が加速し、売上高は増収となった。また、これらのサービスの伸長に伴ってセグメント利益も増加し、大幅な増益となった。

ラーニングマネジメントシステム事業の売上高は前期比25.7%減の7.80億円、セグメント利益は1.22億円(前期は0.13億円の損失)となった。シンガポール子会社Wizlearn Technologies Pte. Ltd.が、学習管理システム「ASKnLearn」を主にASEANの学校・企業向けに提供している。2020年12月期では、アイスタディ(現 クシム)が連結子会社でなくなったことから売上高は減収となった。また、セグメント利益は大幅な増益となった。これは、季節性要因により第1四半期に収益性が低くなるアイスタディが連結除外となったこと、コロナ禍の影響を一部受けたものの、シンガポールにおける企業向けサービスの販売活動がおおむね堅調に推移したためとしている。

アプライアンス事業の売上高は前期比15.2%増の14.39億円、セグメント利益は38.8%増の1.82億円となった。2020年12月期では、第2四半期までコロナ禍の影響により「テレキューブ」の設置・販売が遅延したが、第3四半期より徐々に再開し、第4四半期では企業における会議室需要やテレワークの定着に伴う防音型ブースの需要の増加により販売台数が拡大した。

2021年12月期通期については、売上高が前期比38.9%増の115.00億円、営業利益が同91.2%増の20.00億円、経常利益が同83.3%増の18.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同37.1%増の15.60億円を見込んでいる。





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