アーバネット Research Memo(6):2021年6月期は減収減益を見込むも、売上高200億円を確保する見通し
[21/03/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績見通し
1.2021年6月期の業績予想
2021年6月期の業績予想についてアーバネットコーポレーション<3242>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比9.2%減の20,000百万円、営業利益を同17.5%減の2,050百万円、経常利益を同19.5%減の1,770百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同27.0%減の1,100百万円と減収減益と見込むものの、売上高は3期連続で200億円を確保する見通しである。
減収予想となっているのは、「不動産開発販売」における販売戸数が14棟674戸(前期比38戸減)に減少することが理由である。また、利益面でも、減収により減益となるほか、「ホテル事業」に係る先行費用等により、営業利益率は10.3%(前期は11.3%)に低下する想定となっている。
なお、2020年10月にオープンした自社保有ホテルについては、コロナ禍の影響により稼働率は損益分岐点を下回る水準(30%〜40%水準)で推移しているものの、研究開発の一環という位置づけから、費用を大きめに設定しており、業績の下振れ要因となる可能性は小さい。
2. 弊社の見方
弊社でも、上期実績(244戸)や下期販売予定分が既に契約済となっていることから、売上高予想の達成は十分に可能であるとみている。投資ファンド等からの投資意欲を反映して、販売価格や利益率が上振れる可能性には注意する必要があろう。特に利益予想については、上期の状況から判断しても、上振れの可能性が高いと見ている。注目すべきは、上期に抑え気味であった用地仕入れの進捗のほか、「ホテル事業」の稼働率及び単月黒字化に向けた動向などである。
また、2022年6月期業績の考え方については、前述のとおり、2022年6月期以降の自社開発用地として、既に1,017戸を確保していることや足元の好調な販売環境から判断して、少なくとも売上高200億円水準を維持していくことは可能であるとみている。ただ、更なる拡大基調へ向かうかどうかについては、コロナ禍の収束を含む、外部環境の変化(循環的な景気変動の影響や一時的な相場調整等)や、それに伴う用地仕入れの状況等を見ながら慎重に判断する必要があるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<ST>
1.2021年6月期の業績予想
2021年6月期の業績予想についてアーバネットコーポレーション<3242>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比9.2%減の20,000百万円、営業利益を同17.5%減の2,050百万円、経常利益を同19.5%減の1,770百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同27.0%減の1,100百万円と減収減益と見込むものの、売上高は3期連続で200億円を確保する見通しである。
減収予想となっているのは、「不動産開発販売」における販売戸数が14棟674戸(前期比38戸減)に減少することが理由である。また、利益面でも、減収により減益となるほか、「ホテル事業」に係る先行費用等により、営業利益率は10.3%(前期は11.3%)に低下する想定となっている。
なお、2020年10月にオープンした自社保有ホテルについては、コロナ禍の影響により稼働率は損益分岐点を下回る水準(30%〜40%水準)で推移しているものの、研究開発の一環という位置づけから、費用を大きめに設定しており、業績の下振れ要因となる可能性は小さい。
2. 弊社の見方
弊社でも、上期実績(244戸)や下期販売予定分が既に契約済となっていることから、売上高予想の達成は十分に可能であるとみている。投資ファンド等からの投資意欲を反映して、販売価格や利益率が上振れる可能性には注意する必要があろう。特に利益予想については、上期の状況から判断しても、上振れの可能性が高いと見ている。注目すべきは、上期に抑え気味であった用地仕入れの進捗のほか、「ホテル事業」の稼働率及び単月黒字化に向けた動向などである。
また、2022年6月期業績の考え方については、前述のとおり、2022年6月期以降の自社開発用地として、既に1,017戸を確保していることや足元の好調な販売環境から判断して、少なくとも売上高200億円水準を維持していくことは可能であるとみている。ただ、更なる拡大基調へ向かうかどうかについては、コロナ禍の収束を含む、外部環境の変化(循環的な景気変動の影響や一時的な相場調整等)や、それに伴う用地仕入れの状況等を見ながら慎重に判断する必要があるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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