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はてな Research Memo(2):減収減益となるも、費用圧縮効果により利益は計画を上回る

注目トピックス 日本株
■業績動向

1. 2021年7月期第2四半期累計業績の概要
はてな<3930>の2021年7月期第2四半期累計の業績は、売上高で前年同期比4.8%減の1,188百万円、営業利益で同59.8%減の58百万円、経常利益で同60.9%減の58百万円、四半期純利益で同61.8%減の38百万円となった。

売上高については、「Mackerel」や「GigaViewer」などを中心にテクノロジーソリューションサービスが好調に推移したほか、前期まで減少基調が続いていたコンテンツプラットフォームサービスもようやく下げ止まった。しかしながら、コンテンツマーケティングサービスがコロナ禍の影響を受けて大きく落ち込んだことが、減収要因となった。

事業費用は前年同期比2.5%増の1,129百万円となった。内訳を見ると、人件費が同9.9%増の642百万円と増加した。これは、将来の成長に向けたエンジニアの採用を積極的に進めており、2021年7月期第2四半期末の従業員数が前年同期末比6名増の159名となったことが主因だ。一方で、DC利用料は同3.1%減の221百万円となった。前年同期はサービスの安全性を担保するための投資※もあり同18.3%増加したが、2021年7月期第2四半期は料金プランの最適化を図ったことで、想定以上に低く抑えることができた。また、その他費用についても在宅勤務の導入や、販促イベントの休止・制限などによる営業費用の減少によって、同8.0%減の265百万円となった。

※コンテンツプラットフォームサービスにおいて、2019年7月期下期から一部のアドネットワーク事業者と一時接続ができなくなったことを受け、サービスの安全性を担保する体制を整備するため、利用規約に違反する可能性のある投稿をシステム的にスクリーニングするツールを新たに導入した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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