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パイプドHD---21年2月期は増収増益、情報資産プラットフォーム事業が引き続き堅調に推移

注目トピックス 日本株
パイプドHD<3919>は9日、2021年2月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.1%増の65.24億円、営業利益が同2.6%増の14.27億円、経常利益が同3.7%増の14.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同78.2%増の12.26億円となった。

情報資産プラットフォーム事業の売上高は前期比6.4%増の45.22億円、営業利益は同9.3%増の15.51億円となった。当連結会計年度を通じて、プラットフォーム開発によるプロダクト強化を実施した。また、2020年11月にグローバル案件にも対応可能な多言語機能を実装した新たなローコード開発プラットフォーム「SPIRAL(R) ver.2」を提供開始した。この結果、「スパイラル(R)」の有効アカウント数は3,772件となった。

販促CRMソリューション事業の売上高は前期比0.2%増の9.65億円、営業利益は同61.5%減の0.32億円となった。顧客企業・団体におけるITを活用した業務最適化や顧客との接点機会創出及び強化を支援するサービスの提供や、顧客に応じた最適なITシステムの開発請負等を行っている。

広告事業の売上高は前期比5.6%増の7.68億円、営業利益は同3.4%増の3.19億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響による消費活動の自粛等による影響を受けた一方、新規案件の獲得に励んだ結果、増収増益となった。なお、売上高については、広告枠の仕入高を売上高から控除する純額で表示(ネット表示)しており、広告枠の仕入高控除前の総額で表示(グロス表示)した場合の売上高は48.06億円となる。

xTech事業の売上高は前期比4.5%減の1.80億円、営業利益は0.07億円(前期は0.34億円の損失)となった。IT技術の利活用により企業や団体の垣根を越えて情報を共有することで、業界に革新的なサービスを創出することが期待できる事業を行っている。

社会イノベーション事業の売上高は前期比9.3%増の0.86億円、営業損失は0.22億円(前期は0.41億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により下北沢地域の店舗は大きな痛手を受けており、同社グループの「I LOVE 下北沢」及び「I LOVE 下北沢アプリ」事業、並びに「シモキタコイン(R)」事業もマイナスの影響を受けた。一方で、インターネット投票の機運が高まる等、新型コロナウイルス感染症拡大を契機とした事業機会拡大の向きもある。

なお、前期では抑制していた人員の採用、育成による戦力の増強を再開しており、人件費等が増加している。一方、当期は投資有価証券売却益293百万円を特別利益に計上している。

2022年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.3%増の70.00億円、営業利益が同1.9%減の14.00億円、経常利益が同3.8%減の14.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同31.5%減の8.40億円を見込んでいる。




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