EMシステムズ Research Memo(6):自己資本比率76.4%。無借金経営により極めて高い財務の安全性
[21/04/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
EMシステムズ<4820>の2020年12月期末における総資産は前期末比348百万円減の23,096百万円となった。そのうち流動資産は同365百万円減の11,191百万円であり、売掛金の回収が順調に行われたものの、法人税等の納付ならびに配当金の支払、自己株式の取得等により現金及び預金が減少したことが主な要因である。固定資産は、同17百万円増の11,905百万円であり、大きな変化はなかった。現金及び預金の残高は7,982百万円であり余裕がある。
負債合計は前期末比391百万円減の5,362百万円となった。そのうち流動負債は同339百万円減の3,476百万円であり、支払手形及び買掛金やその他流動負債が減少したことが主な要因である。固定負債は同52百万円減の1,885百万円であり、製品保証引当金の減少が主な要因である。純資産合計は、同43百万円増の17,734百万円であり、堅調な業績により利益剰余金が増加したことや自己株式取得による減少が影響している。
経営指標について見ると、自己資本比率が76.4%と非常に高く、中長期的な財務の安全性は高く評価できる。有利子負債残高は2020年12月期末にはゼロであり、無借金経営である。売上高営業利益率は10.7%と10%以上を維持しており、今後は収益構造改革を進捗するにつれ、さらに向上することが見込まれる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<YM>
3. 財務状況と経営指標
EMシステムズ<4820>の2020年12月期末における総資産は前期末比348百万円減の23,096百万円となった。そのうち流動資産は同365百万円減の11,191百万円であり、売掛金の回収が順調に行われたものの、法人税等の納付ならびに配当金の支払、自己株式の取得等により現金及び預金が減少したことが主な要因である。固定資産は、同17百万円増の11,905百万円であり、大きな変化はなかった。現金及び預金の残高は7,982百万円であり余裕がある。
負債合計は前期末比391百万円減の5,362百万円となった。そのうち流動負債は同339百万円減の3,476百万円であり、支払手形及び買掛金やその他流動負債が減少したことが主な要因である。固定負債は同52百万円減の1,885百万円であり、製品保証引当金の減少が主な要因である。純資産合計は、同43百万円増の17,734百万円であり、堅調な業績により利益剰余金が増加したことや自己株式取得による減少が影響している。
経営指標について見ると、自己資本比率が76.4%と非常に高く、中長期的な財務の安全性は高く評価できる。有利子負債残高は2020年12月期末にはゼロであり、無借金経営である。売上高営業利益率は10.7%と10%以上を維持しており、今後は収益構造改革を進捗するにつれ、さらに向上することが見込まれる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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