システムサポート Research Memo(6):財務内容は健全、営業利益率は上昇基調が続く
[21/04/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
システムサポート<4396>の2021年6月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比250百万円増加の6,198百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が62百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が263百万円増加した。また、固定資産では無形固定資産に含まれるソフトウェアが33百万円増加した。
負債合計は前期末比4百万円減少の3,535百万円となった。有利子負債が469百万円増加した一方で、未払費用が420百万円、未払消費税等が106百万円それぞれ減少した。純資産合計は前期末比254百万円増加の2,662百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上、配当金支出等により、利益剰余金が243百万円増加した。
経営指標について見ると、財務の健全性を表す自己資本比率は収益の拡大に伴って前期末の40.5%から43.0%に上昇している。一方、有利子負債比率は短期借入金の増加によって42.1%から55.7%に上昇しているが、ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)は839百万円の黒字となっており、健全な状況にあると判断される。
収益性について見れば、売上高営業利益率は2018年6月期の4.0%から2021年6月期第2四半期累計では7.4%と、上昇傾向が続いている。社内のプロジェクト管理体制を強化し、不採算プロジェクトがほぼなくなったほか、売上構成比の変化もありソリューション事業の利益率が改善していること、また、利益率の高いプロダクト事業の構成比が上昇していることが要因だ。ROAやROEについても10%以上と、高い収益性を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況と経営指標
システムサポート<4396>の2021年6月期第2四半期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比250百万円増加の6,198百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が62百万円減少した一方で、受取手形及び売掛金が263百万円増加した。また、固定資産では無形固定資産に含まれるソフトウェアが33百万円増加した。
負債合計は前期末比4百万円減少の3,535百万円となった。有利子負債が469百万円増加した一方で、未払費用が420百万円、未払消費税等が106百万円それぞれ減少した。純資産合計は前期末比254百万円増加の2,662百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上、配当金支出等により、利益剰余金が243百万円増加した。
経営指標について見ると、財務の健全性を表す自己資本比率は収益の拡大に伴って前期末の40.5%から43.0%に上昇している。一方、有利子負債比率は短期借入金の増加によって42.1%から55.7%に上昇しているが、ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)は839百万円の黒字となっており、健全な状況にあると判断される。
収益性について見れば、売上高営業利益率は2018年6月期の4.0%から2021年6月期第2四半期累計では7.4%と、上昇傾向が続いている。社内のプロジェクト管理体制を強化し、不採算プロジェクトがほぼなくなったほか、売上構成比の変化もありソリューション事業の利益率が改善していること、また、利益率の高いプロダクト事業の構成比が上昇していることが要因だ。ROAやROEについても10%以上と、高い収益性を維持している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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