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タメニー---21年3月期減収なるも、主力の婚活事業は2Qより黒字を堅持

注目トピックス 日本株
タメニー<6181>は14日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比45.9%減の44.29億円、営業損失が21.76億円(前期は0.78億円の利益)、経常損失が20.89億円(同0.41億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失が23.16億円(同0.02億円の利益)となった。

当期においては、新型コロナウイルスの感染拡大、及び累計約5カ月間の緊急事態宣言の影響により、減収減益となった。一方、利益率改善や事業ポートフォリオ再構築の推進により、主力事業の婚活事業では第2四半期より黒字を堅持し、売上高は前期比7.54億円減の28.09億円、セグメント利益は同5.60億円減の2.57億円となった。カジュアルウエディング事業及びその他事業は四半期毎に収益が改善傾向となり、カジュアルウエディング事業の売上高は同30.68億円減の13.57億円、セグメント損失は10.80億円(前年同期は3.87億円の利益)、その他事業の売上高は同0.59億円増の2.77億円、セグメント損失は0.20億円(同0.15億円の利益)となった。

領域別セグメントでは、婚活領域の売上高は前期比21.2%減の26.65億円となった。当期の結婚相談所については、5月後半から回復基調となり、サービス品質強化や新規サービスの企画開発・販売も収益貢献した。一方、緊急事態宣言に伴い新規入会者数が伸び悩み、在籍会員数(期末)は前期比3.1%減となった。従来型の婚活パーティーについては、開催自粛等により参加者数が前期比75.0%減となる等、低調な推移となった。

カジュアルウエディング領域の売上高は同68.4%減の13.94億円となった。当期のスマ婚シリーズ及び2次会くんについては、第3四半期に回復基調を見せたものの、度重なる緊急事態宣言により低調な推移となった。フォトウェディング(LUMINOUS)については、新たな結婚式スタイルとして広く普及し、成約施行が前期を大幅に上回った。

テック領域の売上高は同37.6%減の1.45億円となった。当期の婚活テックについて、婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォームは第3四半期よりお見合い成立件数が前年同期を上回る推移となった。なお、収益ポイントの見直しに伴い利用会員数が期末にかけて減少したものの、収益自体は今後拡大する見込みとなっている。また、オンライン婚活は市場拡大を見据えた基盤整備を推進し、アプリをはじめとする複数サービスの提供を開始した。一方、第3四半期にエン婚活エージェントに対し同社婚活サービスの運営受託事業を譲渡した。

ライフスタイル領域の売上高は同84.3%増の0.53億円となった。当期の保険販売については、オンラインを活用した提供エリア拡大や取扱いサービス拡充、婚活中の顧客へのサービス提供開始、グループCRM(顧客関係管理)の基盤整備等により好調な推移となった。また、金融・不動産等の販売については、多様な金融商品を取り扱う有力企業や不動産大手企業との新たな送客体制の構築に努めた。

法人領域の売上高は同63.8%増の1.89億円となった。当期の企業イベントのプロデュースについては、オンラインを活用したイベント展開を本格化させ、成約施行とも前期を上回る推移となった。なお、第4四半期の施行件数は過去最大となり、リピート顧客の割合も増加している。地方自治体向け婚活支援については、福井県及び茨城県へAIを搭載した婚活支援システム「parms」を提供するとともに、複数自治体等で婚活イベント・セミナーを実施(運営受託)した。

2022年3月期通期については、売上高が前期比80.6%増の80.00億円、営業利益が3.50億円、経常利益が2.60億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.40億円を見込んでいる。




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