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デリカフHD Research Memo(5):自己資本の減少と銀行借入の実施により財務体質はやや悪化

注目トピックス 日本株
■業績動向

2. 財務状況と経営指標
デリカフーズホールディングス<3392>の2021年3月期の財務状況を見ると、総資産は前期末比759百万円増加の22,632百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が364百万円、未収入金が145百万円増加した。固定資産ではリース資産が206百万円、投資有価証券が151百万円、土地が119百万円増加した一方で、建物及び構築物が177百万円減少した。

負債合計は前期末比1,665百万円増加の15,516百万円となった。コロナ禍の状況が不透明ななか、手元キャッシュを厚くしておくため銀行借り入れを実施したことにより、有利子負債が1,368百万円増加したほか、買掛金が223百万円増加した。純資産合計は同906百万円減少の7,116百万円となった。配当金の支払額73百万円による支出と親会社株主に帰属する当期純損失953百万円の計上により、利益剰余金が減少した。

経営指標を見ると、自己資本比率は前期末比5.3ポイント低下の31.4%、有利子負債比率は同34.5ポイント上昇の154.6%となった。自己資本の減少と有利子負債の増加により、財務体質はやや悪化している。また、ここ数年事業拡大のため物流センターやFSセンターの拠点を積極的に拡充してきた結果、固定比率も192.9%と過去最高水準になってきている。後述するが、2022年3月期からスタートする第四次中期経営計画でも複数の拠点開設を計画しており、旺盛な資金需要に対応していくための財務戦略の検討が今後の課題と言える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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