フェイスNW Research Memo(5):2021年3月期は過去最高売上を更新・2期連続の営業増益で着地
[21/06/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2021年3月期の業績概要
フェイスネットワーク<3489>の2021年3月期の業績は、売上高が前期比9.8%増の18,774百万円、営業利益が同3.3%増の1,068百万円、経常利益が同11.3%増の895百万円、当期純利益が同6.7%増の585百万円となった。コロナ禍による営業活動への支障はあったものの、物件需要は堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。利益面では、2021年2月に東証1部に市場変更したことに伴う費用が増加したものの、広告宣伝費や人件費を抑制したことにより、営業利益は2期連続増益となった。
セグメント別に見ると、不動産投資支援事業の売上高は前期比9.9%増の18,153百万円、営業利益は同6.3%増の970百万円となった。需要が堅調に推移したことにより、不動産商品27件(前期は28件)、建築商品16件(同12件)を販売した。大型物件の開発も推進した。また、不動産マネジメント事業の売上高は同7.0%増の621百万円、営業利益は同19.2%減の98百万円となった。2021年3月末時点の管理運営受託戸数は同22.2%増の1,803戸(157棟)と順調に増加したものの、販売物件の在庫保有期間の短期化などにより減益となった。
2. 財務状況
2021年3月期末の資産合計は、前期末比663百万円減の12,632百万円となった。主に現金及び預金、販売用不動産、完成工事未収入金が増加した一方で、仕掛販売用不動産が減少した。負債合計は同1,084百万円減の7,981百万円となった。主に前受金、長期借入金、短期借入金が増加し、工事未払金、1年以内返済予定長期借入金が減少した。純資産合計は同421百万円増の4,650百万円となった。主に利益剰余金が増加した。自己資本比率は同5.0ポイント上昇して36.8%となった。
不動産デベロッパーの場合は過大な有利子負債がリスク要因となるが、同社の場合は有利子負債残高が減少傾向であり、有利子負債依存度も低下傾向となっていることに加え、自己資本比率は上昇傾向である。また2021年3月期の営業キャッシュ・フローは過去最高のプラス(収入超)となった。以上のことから、財務面での大きな懸念材料は見当たらないと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<YM>
1. 2021年3月期の業績概要
フェイスネットワーク<3489>の2021年3月期の業績は、売上高が前期比9.8%増の18,774百万円、営業利益が同3.3%増の1,068百万円、経常利益が同11.3%増の895百万円、当期純利益が同6.7%増の585百万円となった。コロナ禍による営業活動への支障はあったものの、物件需要は堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。利益面では、2021年2月に東証1部に市場変更したことに伴う費用が増加したものの、広告宣伝費や人件費を抑制したことにより、営業利益は2期連続増益となった。
セグメント別に見ると、不動産投資支援事業の売上高は前期比9.9%増の18,153百万円、営業利益は同6.3%増の970百万円となった。需要が堅調に推移したことにより、不動産商品27件(前期は28件)、建築商品16件(同12件)を販売した。大型物件の開発も推進した。また、不動産マネジメント事業の売上高は同7.0%増の621百万円、営業利益は同19.2%減の98百万円となった。2021年3月末時点の管理運営受託戸数は同22.2%増の1,803戸(157棟)と順調に増加したものの、販売物件の在庫保有期間の短期化などにより減益となった。
2. 財務状況
2021年3月期末の資産合計は、前期末比663百万円減の12,632百万円となった。主に現金及び預金、販売用不動産、完成工事未収入金が増加した一方で、仕掛販売用不動産が減少した。負債合計は同1,084百万円減の7,981百万円となった。主に前受金、長期借入金、短期借入金が増加し、工事未払金、1年以内返済予定長期借入金が減少した。純資産合計は同421百万円増の4,650百万円となった。主に利益剰余金が増加した。自己資本比率は同5.0ポイント上昇して36.8%となった。
不動産デベロッパーの場合は過大な有利子負債がリスク要因となるが、同社の場合は有利子負債残高が減少傾向であり、有利子負債依存度も低下傾向となっていることに加え、自己資本比率は上昇傾向である。また2021年3月期の営業キャッシュ・フローは過去最高のプラス(収入超)となった。以上のことから、財務面での大きな懸念材料は見当たらないと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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