ナノキャリア Research Memo(6):2021年4月にスタートアップ型企業のPrimRNAを設立
[21/07/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■最近の提携動向
ナノキャリア<4571>は、2021年4月にスタートアップ型企業のPrimRNAを設立した。新会社は、「mRNA医薬を用いた変形性関節症に対する革新的な機能維持治療法の開発」を目的としたスタートアップ型企業で、ウィズ・パートナーズ(ヘルスケア分野に強みを持つ中小型の上場ベンチャーへの成長投資を担う)の100%子会社であるアクセリードとの合弁会社である。本パイプラインは、アキュルナの核酸医薬領域の研究によるものであり、AMEDの「医療研究開発革新基盤創成事業」に採択され、mRNAによる軟骨再生医薬の開発資金を得ることとなった。東京医科歯科大学生体材料工学研究所の位高啓史教授、東京大学医学部整形外科学の田中栄教授らとも連携し、医師主導による第I相臨床試験まで推進予定である。既に、興味を示す企業から問い合わせがあるようだ。
また、アクセリードとの協業も推進する。アクセリードは、武田薬品工業<4502>の創薬研究部門の一部事業を承継し、医薬品・医療機器の研究開発から製造にわたるバリューチェーンを構築・拡大しており、傘下に複数の企業を持つ総合的創薬ソリューションプロバイダーである。mRNA医薬を用いた変形性関節症については、早期からmRNAに特化した医薬品製造受託機関(CDMO)((株)(ALCARIS(アクセリードの子会社))との協業などが想定できる。また、新たなモダリティ技術との融合など、様々な形で協業を検討している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
<YM>
ナノキャリア<4571>は、2021年4月にスタートアップ型企業のPrimRNAを設立した。新会社は、「mRNA医薬を用いた変形性関節症に対する革新的な機能維持治療法の開発」を目的としたスタートアップ型企業で、ウィズ・パートナーズ(ヘルスケア分野に強みを持つ中小型の上場ベンチャーへの成長投資を担う)の100%子会社であるアクセリードとの合弁会社である。本パイプラインは、アキュルナの核酸医薬領域の研究によるものであり、AMEDの「医療研究開発革新基盤創成事業」に採択され、mRNAによる軟骨再生医薬の開発資金を得ることとなった。東京医科歯科大学生体材料工学研究所の位高啓史教授、東京大学医学部整形外科学の田中栄教授らとも連携し、医師主導による第I相臨床試験まで推進予定である。既に、興味を示す企業から問い合わせがあるようだ。
また、アクセリードとの協業も推進する。アクセリードは、武田薬品工業<4502>の創薬研究部門の一部事業を承継し、医薬品・医療機器の研究開発から製造にわたるバリューチェーンを構築・拡大しており、傘下に複数の企業を持つ総合的創薬ソリューションプロバイダーである。mRNA医薬を用いた変形性関節症については、早期からmRNAに特化した医薬品製造受託機関(CDMO)((株)(ALCARIS(アクセリードの子会社))との協業などが想定できる。また、新たなモダリティ技術との融合など、様々な形で協業を検討している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
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