ウェーブロックHD Research Memo(11):配当性向で35%以上を目安に安定的な配当を継続していく方針
[21/07/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■株主還元策とESGの取り組み
1. 株主還元策
ウェーブロックホールディングス<7940>は、中期経営計画の策定と合わせて株主還元方針についても見直しを実施した。従前は、株主への利益還元と事業価値最大化のための再投資の適切なバランスを取りながら、安定的かつ継続的な配当を行っていくことを基本に、負ののれん償却額の影響を考慮した実質配当性向※で20〜30%を目安としてきた。これに対し、配当性向で35%以上を目安にしつつ、安定的な配当を実行・維持する(配当性向を意識するがあまり、利益に応じた増減配を繰り返さない)ことを基本方針としながら、株式分割や自己株式の取得等も含めた株主還元を検討していく方針とした。ちなみに、中期経営計画最終年度の業績目標を達成すれば、1株当たり配当金は117円程度となり、配当性向35%とすれば配当金は41円程度の水準が見込めることになる。
※実質配当性向=配当総額÷(親会社株主に帰属する当期純利益-負ののれん償却額)
2. ESGの取り組み
同社はESGに関して、以下の取り組みを推進している。
(1) 環境への取り組み(Environment:E)
環境に配慮した製品開発や新しいビジネスに取り組んでいる(地中熱を利用したシステム、メッキ塗装代替の金属調加飾フィルム等)。また、工場でのCO2排出削減に向けた取り組みを積極的に推進している。
(2) 社会貢献への取り組み(Social:S)
テレワークの積極的な導入による働き方改革の推進や、ダイバーシティの推進に加え、企業価値の源泉である「人財」育成のサポートや、製造現場における安全への取り組みにより労働災害ゼロを目指している。
(3) 企業統治への取り組み(Governance:G)
社外取締役による執行監視体制の確立(社外取締役4名>社内取締役3名)に取り組んでいる。また、長期利益の獲得を企図し、中長期目線で経営を行い、その考え方や方針を社内外に共有、積極的な情報開示に努めていくとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YM>
1. 株主還元策
ウェーブロックホールディングス<7940>は、中期経営計画の策定と合わせて株主還元方針についても見直しを実施した。従前は、株主への利益還元と事業価値最大化のための再投資の適切なバランスを取りながら、安定的かつ継続的な配当を行っていくことを基本に、負ののれん償却額の影響を考慮した実質配当性向※で20〜30%を目安としてきた。これに対し、配当性向で35%以上を目安にしつつ、安定的な配当を実行・維持する(配当性向を意識するがあまり、利益に応じた増減配を繰り返さない)ことを基本方針としながら、株式分割や自己株式の取得等も含めた株主還元を検討していく方針とした。ちなみに、中期経営計画最終年度の業績目標を達成すれば、1株当たり配当金は117円程度となり、配当性向35%とすれば配当金は41円程度の水準が見込めることになる。
※実質配当性向=配当総額÷(親会社株主に帰属する当期純利益-負ののれん償却額)
2. ESGの取り組み
同社はESGに関して、以下の取り組みを推進している。
(1) 環境への取り組み(Environment:E)
環境に配慮した製品開発や新しいビジネスに取り組んでいる(地中熱を利用したシステム、メッキ塗装代替の金属調加飾フィルム等)。また、工場でのCO2排出削減に向けた取り組みを積極的に推進している。
(2) 社会貢献への取り組み(Social:S)
テレワークの積極的な導入による働き方改革の推進や、ダイバーシティの推進に加え、企業価値の源泉である「人財」育成のサポートや、製造現場における安全への取り組みにより労働災害ゼロを目指している。
(3) 企業統治への取り組み(Governance:G)
社外取締役による執行監視体制の確立(社外取締役4名>社内取締役3名)に取り組んでいる。また、長期利益の獲得を企図し、中長期目線で経営を行い、その考え方や方針を社内外に共有、積極的な情報開示に努めていくとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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