ギグワークス Research Memo(2):IT関連の単発短期業務の即時対応が強みのオンデマンドエコノミー事業が主体
[21/08/05]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
1. 会社概要・ビジョン
ギグワークス<2375>は、10万人を超える登録ギグワーカーの空いた時間やスキルに合わせて、IT関連の機器サポートやコンタクトセンターなどの多様な業務をマッチングする注目のビジネスモデルで成長する企業である。パソコン初期設定やアンテナ基地局設置、リコール対応、世論調査など約1,000社の依頼企業からの単発短期業務を即時対応できるのが同社の強みとなっている。2019年8月にスリープログループ株式会社からギグワークス株式会社に商号変更し、同年9月には港区虎ノ門に本社を移転、次代に向けてギアチェンジをした。企業ビジョンは「日本一のGigEconomyのプラットフォーマーになり、労働市場に革命を起こす!」である。これまでもギグエコノミーとシェアリングエコノミーをけん引してきたが、さらに大きな社会的インパクトをもたらす企業に進化することを宣言した。同社の最大の経営資源はヒトであり、女性の活躍や健康経営において先進的であり内外からの評価も高い。現在、東証2部に上場しており、東証1部(プライム市場)への昇格を目指している。
2. 沿革
創業は1996年。1990年代後半のYahoo!BB設置事業で急成長し、2003年に東証マザーズ市場に株式公開した。その後は、IT関連商品・サービスの販売支援事業の開始、コールセンター事業、システム開発事業などをM&Aにより取得し、IT関連サービスを総合的に行う企業グループとなった。2011年に経営体制を一新し、BPO事業に特化して経営体質の強化に取り組む。2015年3月には東証2部へ市場変更、その後攻めに転じ、2015年8月にWELLCOM IS(株)(コンタクトセンター)、2015年11月には(株)アセットデザイン(コワーキングスペース)、2016年2月には(株)JBMクリエイト(コンタクトセンター)、2016年9月にはヒューマンウェア(株)(システム・エンジニアリング)、2017年10月にはオー・エイ・エス(株)(システム・エンジニアリング)の株式取得・完全子会社化を行い、事業規模を拡大している。
3. 事業構成
同社の事業セグメントはオンデマンドエコノミー事業(旧BPO事業)とシェアリングエコノミー事業(旧コワーキングスペース事業)の2つである。主力のオンデマンドエコノミー事業は、フリーランスを中心とした登録ギグワーカーの空いた時間やスキルに合わせて、フィールドサポート、コンタクトセンター、営業・販売サポート、システム・エンジニアリングなどの多様な業務をマッチングする。一般的には“スキルシェア”と呼ばれる分野である。全社売上高の88.5%(2021年10月期第2四半期)、全社調整前営業利益の106.3%(同)を稼ぐ。シェアリングエコノミー事業は、連結子会社のアセットデザインが展開しているシェアオフィスサービスである。コワーキングスペース、レンタルオフィスなどと呼ばれることもあるサービスである。バーチャルなマッチングだけでなく、リアルな場でもマッチングや情報交換を行う環境が整っている点は同社グループの特長である。全社売上高の11.5%(同)と、まだ構成比は小さいが、成長性は高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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1. 会社概要・ビジョン
ギグワークス<2375>は、10万人を超える登録ギグワーカーの空いた時間やスキルに合わせて、IT関連の機器サポートやコンタクトセンターなどの多様な業務をマッチングする注目のビジネスモデルで成長する企業である。パソコン初期設定やアンテナ基地局設置、リコール対応、世論調査など約1,000社の依頼企業からの単発短期業務を即時対応できるのが同社の強みとなっている。2019年8月にスリープログループ株式会社からギグワークス株式会社に商号変更し、同年9月には港区虎ノ門に本社を移転、次代に向けてギアチェンジをした。企業ビジョンは「日本一のGigEconomyのプラットフォーマーになり、労働市場に革命を起こす!」である。これまでもギグエコノミーとシェアリングエコノミーをけん引してきたが、さらに大きな社会的インパクトをもたらす企業に進化することを宣言した。同社の最大の経営資源はヒトであり、女性の活躍や健康経営において先進的であり内外からの評価も高い。現在、東証2部に上場しており、東証1部(プライム市場)への昇格を目指している。
2. 沿革
創業は1996年。1990年代後半のYahoo!BB設置事業で急成長し、2003年に東証マザーズ市場に株式公開した。その後は、IT関連商品・サービスの販売支援事業の開始、コールセンター事業、システム開発事業などをM&Aにより取得し、IT関連サービスを総合的に行う企業グループとなった。2011年に経営体制を一新し、BPO事業に特化して経営体質の強化に取り組む。2015年3月には東証2部へ市場変更、その後攻めに転じ、2015年8月にWELLCOM IS(株)(コンタクトセンター)、2015年11月には(株)アセットデザイン(コワーキングスペース)、2016年2月には(株)JBMクリエイト(コンタクトセンター)、2016年9月にはヒューマンウェア(株)(システム・エンジニアリング)、2017年10月にはオー・エイ・エス(株)(システム・エンジニアリング)の株式取得・完全子会社化を行い、事業規模を拡大している。
3. 事業構成
同社の事業セグメントはオンデマンドエコノミー事業(旧BPO事業)とシェアリングエコノミー事業(旧コワーキングスペース事業)の2つである。主力のオンデマンドエコノミー事業は、フリーランスを中心とした登録ギグワーカーの空いた時間やスキルに合わせて、フィールドサポート、コンタクトセンター、営業・販売サポート、システム・エンジニアリングなどの多様な業務をマッチングする。一般的には“スキルシェア”と呼ばれる分野である。全社売上高の88.5%(2021年10月期第2四半期)、全社調整前営業利益の106.3%(同)を稼ぐ。シェアリングエコノミー事業は、連結子会社のアセットデザインが展開しているシェアオフィスサービスである。コワーキングスペース、レンタルオフィスなどと呼ばれることもあるサービスである。バーチャルなマッチングだけでなく、リアルな場でもマッチングや情報交換を行う環境が整っている点は同社グループの特長である。全社売上高の11.5%(同)と、まだ構成比は小さいが、成長性は高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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