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インテリックス Research Memo(4):2021年5月期はリノヴェックスマンションの販売増により増収増益に

注目トピックス 日本株
■業績動向

1. 2021年5月期の業績概要
インテリックス<8940>の2021年5月期の連結業績は、売上高が前期比8.5%増の41,074百万円、営業利益が同95.8%増の2,170百万円、経常利益が同154.3%増の1,926百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同116.0%増の1,127百万円となった。売上高については2期連続増収、各利益については2期ぶりの増益に転じた。

売上高は、リノベーション内装事業やホテル宿泊事業が新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)の影響により減収となった一方で、主力のリノヴェックスマンションの販売件数が前期比6.3%増の1,420件、金額ベースで同2.4%増の31,299百万円と伸長したほか、リースバック事業において不動産信託受益権も含めた物件販売収入約29億円を計上したことや、その他不動産物件の売却を進めたことなどが増収要因となった。

売上総利益率は前期の14.7%から17.0%に上昇した。ホテル宿泊事業は稼働率の長期低迷により収益が悪化したものの、リノヴェックスマンション販売の利益率が前期の12.7%から13.7%に上昇したほか、第4四半期に港区六本木の不動産物件を26億円で売却したことが利益率の上昇要因となった。同物件は隣接地も含めて取得してきたことで容積率が高まり、物件取得時から価値が大きく上昇したものと推定される。

販管費については人件費や販売仲介手数料が増加したものの、その他経費の抑制により全体では前期比8.4%の増加となり、販管費率では同横ばいの11.7%となった。また、営業外収支は金融収支の改善等により前期比で106百万円改善した。なお、2021年5月末の連結従業員数は、営業体制の強化を進めたことで前期比7名増の325名となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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