サイバーコム Research Memo(2):SIサービスや自社プロダクト販売などサービス事業へと領域を拡大
[21/09/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
1. 会社沿革
サイバーコム<3852>の創業は1978年12月で、宮城県仙台市にコンピュータメーカーのシステム開発を主体として設立された。当時は大手通信機器メーカーの開発部門に小規模ながらも常駐でエンジニアを派遣し、交換機等の通信ネットワーク装置のソフトウェア開発などに携わっていた。そこで通信分野のソフトウェア開発に関する技術を蓄積し、顧客先とも強固な関係を構築していく。ただ、事業規模はまだ小さく経営も安定していなかったため、事業拡大を目的に当時から取引関係にあった富士ソフトウエア(株)(現 富士ソフト)と資本提携し、富士ソフトウエアグループに参画、同グループで通信分野のソフトウェア開発を中心に業績を伸ばしていくことになる。
2002年には富士ソフトのグループ戦略として、ソフトウェア受託開発子会社の集約化によるシナジー効果及びスケールメリットの追求を目的に、同社を含む4社が合併※し、事業基盤をさらに拡大した。同社の事業拠点は仙台、旧 サイバーコム(株)は横浜、ボスシステム(株)は新潟、有明システム(株)は熊本(現在は福岡)と拠点が異なる会社を統合したため、人的リソースの有効活用や採用力の強化にもつながり、同社の強みの1つとなっている。
※株式会社ソフトウェア企画(現 同社)を存続会社として、サイバーコム、ボスシステム及び有明システムの3社を吸収合併し、サイバーコム株式会社に商号を変更。
2007年6月にジャスダック証券取引所に株式上場を果たし(2015年2月に東証2部、2016年4月に東証1部に指定替え)、2010年以降はソフトウェア開発事業だけでなく、新たに自社プロダクトの販売やシステムインテグレーション(サーバ/ネットワーク構築、保守・運用、評価検証)などサービス事業にも展開し、第2の収益柱へと成長している。
2021年6月末時点の従業員数は1,218名(前期末比103名増)で、事業拠点は横浜、仙台、新潟、東京、刈谷(愛知)、福岡の6拠点となる。また、外注先は主に関東圏にあり、人員ベースで800名を超えるリソースを確保している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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1. 会社沿革
サイバーコム<3852>の創業は1978年12月で、宮城県仙台市にコンピュータメーカーのシステム開発を主体として設立された。当時は大手通信機器メーカーの開発部門に小規模ながらも常駐でエンジニアを派遣し、交換機等の通信ネットワーク装置のソフトウェア開発などに携わっていた。そこで通信分野のソフトウェア開発に関する技術を蓄積し、顧客先とも強固な関係を構築していく。ただ、事業規模はまだ小さく経営も安定していなかったため、事業拡大を目的に当時から取引関係にあった富士ソフトウエア(株)(現 富士ソフト)と資本提携し、富士ソフトウエアグループに参画、同グループで通信分野のソフトウェア開発を中心に業績を伸ばしていくことになる。
2002年には富士ソフトのグループ戦略として、ソフトウェア受託開発子会社の集約化によるシナジー効果及びスケールメリットの追求を目的に、同社を含む4社が合併※し、事業基盤をさらに拡大した。同社の事業拠点は仙台、旧 サイバーコム(株)は横浜、ボスシステム(株)は新潟、有明システム(株)は熊本(現在は福岡)と拠点が異なる会社を統合したため、人的リソースの有効活用や採用力の強化にもつながり、同社の強みの1つとなっている。
※株式会社ソフトウェア企画(現 同社)を存続会社として、サイバーコム、ボスシステム及び有明システムの3社を吸収合併し、サイバーコム株式会社に商号を変更。
2007年6月にジャスダック証券取引所に株式上場を果たし(2015年2月に東証2部、2016年4月に東証1部に指定替え)、2010年以降はソフトウェア開発事業だけでなく、新たに自社プロダクトの販売やシステムインテグレーション(サーバ/ネットワーク構築、保守・運用、評価検証)などサービス事業にも展開し、第2の収益柱へと成長している。
2021年6月末時点の従業員数は1,218名(前期末比103名増)で、事業拠点は横浜、仙台、新潟、東京、刈谷(愛知)、福岡の6拠点となる。また、外注先は主に関東圏にあり、人員ベースで800名を超えるリソースを確保している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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