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ポート Research Memo(5):積極的な業務提携により送客先拡充の進捗は良好(2)

注目トピックス 日本株
■ポート<7047>の今後の見通し

4. カードローン領域
2022年3月期の売上収益は2,323〜2,500百万円(前期比33.3%増〜43.4%増)を見込んでいる。カードローン領域でも、他社との提携を通じた送客先の拡充が進んでいる。一例を挙げると、個人事業主や中小企業向けに在庫流動化支援を展開するオークファン<3674>と業務提携した。オークファンのサービスを利用する個人事業主や中小企業向けにファイナンス情報を提供すべく、メディアを共同運営していく。また、アイフル<8515>グループのアイフルビジネスファイナンス(株)とも業務提携した。具体的な取り組みとしては、「オウンドメディア開発」「相互送客」の2点が挙げられる。「オウンドメディア開発」では、同社のメディア運営ノウハウを生かし、アイフルビジネスファイナンスのオウンドメディアの開発・運営を行う。まずは事業者向けのビジネスローンにおけるデジタルマーケティングを同社が担い、申込件数の最大化に向けて支援する。「相互送客」では、同社子会社のドアーズと相互送客を実施し、資金面での需要と供給をマッチさせるほか、アイフルビジネスファイナンスの顧客のうち建設関係事業者に「外壁塗装の窓口」の利用を促進する。

カードローン領域では、自社メディアの運営に加え、大規模メディアや顧客企業のアライアンスメディアとの提携数を増やし、流入チャネルを増やすことで総送客数を最大化させることが重要となる。オークファンやアイフルビジネスファイナンスといった大手企業との連携が新たに始まったことから流入チャネルは大幅に増え、カードローン領域の送客数はさらに加速すると弊社では予想している。

5. 新規・その他領域
フリーランス支援サービスを主軸に、2022年3月期通期の売上収益は700〜825百万円(前期比12.6%減〜3.0%増)を見込んでいる。そのほか、オンライン診療関連サービスでも取り組みを進めており、(一社)テレメディーズとの協業や、オムロン ヘルスケア(株)との連携を推進している。オンライン診療は研究開発フェーズであるものの、高血圧のオンライン診療パッケージでのBtoB販促活動に興味を示す企業が多いようだ。市場の成長性も相まって、同社の次なる収益柱として期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 石津大希)




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