日経平均寄与度ランキング(前引け)〜日経平均は3日ぶり反発、東エレクが1銘柄で約52円分押し上げ
[21/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
30日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり157銘柄、値下がり63銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反発。214.99円高の28498.91円(出来高概算6億2116万株)で前場の取引を終えている。
29日の米株式市場でNYダウは236.60ドル高(+0.68%)と反発。先週の下げが行き過ぎとの見方から寄り付き後、買戻しが先行。また、バイデン大統領が新型コロナウイルスの新たな変異株、オミクロン株について懸念材料であってもパニックに陥る必要はないと冷静な行動を呼びかけ、経済封鎖の必要性を否定すると、警戒感が後退し、上げ幅を拡大した。一方、米長期金利の上昇は限定的で、特にハイテク株に旺盛な押し目買いが入り、ナスダック総合指数は+1.87%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は+4.08%と大幅に反発した。先週末に+10.04の28.62と急騰していた、株価変動率を表す別名「恐怖指数」とも呼ばれるVIX指数は22.96まで低下した。
オミクロン株を巡る過度な不安心理の後退や米ハイテク株の大幅反発を引き継ぎ、本日の日経平均は327.81円高の28611.73円でスタート。指数寄与度の大きい半導体関連株を中心に買いが入り、寄り付き直後に28718.70円の高値を付けた。ただ、その後は騰勢一服で、100円程の値幅でのもみ合いが継続。前引けにかけては大きく失速し、28500円を割り込んで前場を終えた。
個別では、SOX指数高を追い風にレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>などの半導体関連株が大幅高。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、イビデン<4062>といったハイテク株も大きく上昇し、リクルートHD<6098>、信越化<4063>などグロース(成長)株の一角も堅調。JAL<9201>、JR東<9020>、エアトリ<6191>などの旅行関連株も高い。円高・ドル安の一服感からトヨタ自<7203>やホンダ<7267>も買われている。国内証券による格上げ観測のあった日本電子<6951>は半導体株高の波にも乗り急伸。同様に国内証券の格上げ観測を材料にマネックスG<8698>が急伸し、東証1部上昇率上位に顔を出している。
一方、前日に大きく買われた任天堂<7974>やエムスリー<2413>が軟調で、自動車の中でも日産自<7201>やマツダ<7261>は下落。そのほか、NTT<9432>やKDDI<9433>、塩野義製薬<4507>といったディフェンシブ系の銘柄が安い。また、景気敏感株の中では日本製鉄<5401>やJFE<5411>などの鉄鋼株が独り負けのような形になっている。東証1部下落率上位には、株式売出などによる需給悪化懸念が台頭したLINK&M<2170>が、新株発行などによる希薄化懸念で売られたギフティ<4449>などと共に並んでいる。
セクターでは陸運業、鉱業、水産・農林業などが上昇率上位となっている一方、医薬品と鉄鋼の2業種のみが下落となっている。東証1部の値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は15%となっている。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約52円押し上げた。同2位はアドバンテス<6857>となり、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>、オリンパス<7733>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約9円押し下げた。同2位はエムスリー<2413>となり、アステラス製薬<4503>、中外製薬<4519>、第一三共<4568>などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 28498.91(+214.99)
値上がり銘柄数 157(寄与度+286.05)
値下がり銘柄数 63(寄与度-71.06)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 62100 1500 +52.87
<6857> アドバンテ 10240 360 +25.38
<6098> リクルートHD 7066 126 +13.32
<6758> ソニーG 14105 355 +12.51
<7733> オリンパス 2550 84 +11.84
<4063> 信越化 19335 305 +10.75
<6645> オムロン 11135 245 +8.63
<6762> TDK 4575 80 +8.46
<7203> トヨタ 2053.5 41.5 +7.31
<6954> ファナック 22990 185 +6.52
<6506> 安川電 5210 150 +5.29
<6976> 太陽誘電 6460 140 +4.93
<6861> キーエンス 72120 1400 +4.93
<4901> 富士フイルム 9144 124 +4.37
<8697> JPX 2455 121.5 +4.28
<9735> セコム 7831 119 +4.19
<6971> 京セラ 6894 53 +3.74
<7751> キヤノン 2553 69 +3.65
<5108> ブリヂストン 4698 93 +3.28
<6479> ミネベアミツミ 3075 91 +3.21
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 70240 -260 -9.16
<2413> エムスリー 6218 -82 -6.94
<4503> アステラス薬 1804.5 -32 -5.64
<4519> 中外薬 3757 -43 -4.55
<4568> 第一三共 2873.5 -38.5 -4.07
<4507> 塩野義 7978 -107 -3.77
<2801> キッコーマン 8810 -100 -3.52
<4543> テルモ 4780 -24 -3.38
<9984> ソフトバンクG 6193 -15 -3.17
<9433> KDDI 3335 -15 -3.17
<3659> ネクソン 2303 -34 -2.40
<4021> 日産化学 6770 -60 -2.11
<2802> 味の素 3422 -57 -2.01
<7951> ヤマハ 6030 -40 -1.41
<4151> 協和キリン 3215 -40 -1.41
<4452> 花王 5931 -37 -1.30
<4523> エーザイ 7009 -36 -1.27
<7974> 任天堂 51040 -300 -1.06
<7272> ヤマハ発 2924 -30 -1.06
<7832> バンナムHD 9024 -29 -1.02
<CS>
日経平均は3日ぶり反発。214.99円高の28498.91円(出来高概算6億2116万株)で前場の取引を終えている。
29日の米株式市場でNYダウは236.60ドル高(+0.68%)と反発。先週の下げが行き過ぎとの見方から寄り付き後、買戻しが先行。また、バイデン大統領が新型コロナウイルスの新たな変異株、オミクロン株について懸念材料であってもパニックに陥る必要はないと冷静な行動を呼びかけ、経済封鎖の必要性を否定すると、警戒感が後退し、上げ幅を拡大した。一方、米長期金利の上昇は限定的で、特にハイテク株に旺盛な押し目買いが入り、ナスダック総合指数は+1.87%、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は+4.08%と大幅に反発した。先週末に+10.04の28.62と急騰していた、株価変動率を表す別名「恐怖指数」とも呼ばれるVIX指数は22.96まで低下した。
オミクロン株を巡る過度な不安心理の後退や米ハイテク株の大幅反発を引き継ぎ、本日の日経平均は327.81円高の28611.73円でスタート。指数寄与度の大きい半導体関連株を中心に買いが入り、寄り付き直後に28718.70円の高値を付けた。ただ、その後は騰勢一服で、100円程の値幅でのもみ合いが継続。前引けにかけては大きく失速し、28500円を割り込んで前場を終えた。
個別では、SOX指数高を追い風にレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>などの半導体関連株が大幅高。ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、日本電産<6594>、イビデン<4062>といったハイテク株も大きく上昇し、リクルートHD<6098>、信越化<4063>などグロース(成長)株の一角も堅調。JAL<9201>、JR東<9020>、エアトリ<6191>などの旅行関連株も高い。円高・ドル安の一服感からトヨタ自<7203>やホンダ<7267>も買われている。国内証券による格上げ観測のあった日本電子<6951>は半導体株高の波にも乗り急伸。同様に国内証券の格上げ観測を材料にマネックスG<8698>が急伸し、東証1部上昇率上位に顔を出している。
一方、前日に大きく買われた任天堂<7974>やエムスリー<2413>が軟調で、自動車の中でも日産自<7201>やマツダ<7261>は下落。そのほか、NTT<9432>やKDDI<9433>、塩野義製薬<4507>といったディフェンシブ系の銘柄が安い。また、景気敏感株の中では日本製鉄<5401>やJFE<5411>などの鉄鋼株が独り負けのような形になっている。東証1部下落率上位には、株式売出などによる需給悪化懸念が台頭したLINK&M<2170>が、新株発行などによる希薄化懸念で売られたギフティ<4449>などと共に並んでいる。
セクターでは陸運業、鉱業、水産・農林業などが上昇率上位となっている一方、医薬品と鉄鋼の2業種のみが下落となっている。東証1部の値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は15%となっている。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約52円押し上げた。同2位はアドバンテス<6857>となり、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>、オリンパス<7733>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約9円押し下げた。同2位はエムスリー<2413>となり、アステラス製薬<4503>、中外製薬<4519>、第一三共<4568>などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 28498.91(+214.99)
値上がり銘柄数 157(寄与度+286.05)
値下がり銘柄数 63(寄与度-71.06)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 62100 1500 +52.87
<6857> アドバンテ 10240 360 +25.38
<6098> リクルートHD 7066 126 +13.32
<6758> ソニーG 14105 355 +12.51
<7733> オリンパス 2550 84 +11.84
<4063> 信越化 19335 305 +10.75
<6645> オムロン 11135 245 +8.63
<6762> TDK 4575 80 +8.46
<7203> トヨタ 2053.5 41.5 +7.31
<6954> ファナック 22990 185 +6.52
<6506> 安川電 5210 150 +5.29
<6976> 太陽誘電 6460 140 +4.93
<6861> キーエンス 72120 1400 +4.93
<4901> 富士フイルム 9144 124 +4.37
<8697> JPX 2455 121.5 +4.28
<9735> セコム 7831 119 +4.19
<6971> 京セラ 6894 53 +3.74
<7751> キヤノン 2553 69 +3.65
<5108> ブリヂストン 4698 93 +3.28
<6479> ミネベアミツミ 3075 91 +3.21
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 70240 -260 -9.16
<2413> エムスリー 6218 -82 -6.94
<4503> アステラス薬 1804.5 -32 -5.64
<4519> 中外薬 3757 -43 -4.55
<4568> 第一三共 2873.5 -38.5 -4.07
<4507> 塩野義 7978 -107 -3.77
<2801> キッコーマン 8810 -100 -3.52
<4543> テルモ 4780 -24 -3.38
<9984> ソフトバンクG 6193 -15 -3.17
<9433> KDDI 3335 -15 -3.17
<3659> ネクソン 2303 -34 -2.40
<4021> 日産化学 6770 -60 -2.11
<2802> 味の素 3422 -57 -2.01
<7951> ヤマハ 6030 -40 -1.41
<4151> 協和キリン 3215 -40 -1.41
<4452> 花王 5931 -37 -1.30
<4523> エーザイ 7009 -36 -1.27
<7974> 任天堂 51040 -300 -1.06
<7272> ヤマハ発 2924 -30 -1.06
<7832> バンナムHD 9024 -29 -1.02
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