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テクマト Research Memo(8):ストック型案件の拡大に伴い流動資産の前渡金、流動負債の契約負債が増加

注目トピックス 日本株
■業績動向

3. 財務状況と経営指標
テクマトリックス<3762>の2022年3月期第2四半期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比2,530百万円増加の42,527百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が425百万円、営業債権及びその他債券が615百万円それぞれ減少した一方で、ストック型サービスの拡大に伴い、前渡金が2,417百万円、前払保守料が316百万円それぞれ増加した。非流動資産ではその他の金融資産が339百万円増加した。

負債合計は前期末比1,927百万円増加の25,569百万円となった。有利子負債が203百万円減少した一方で、契約負債が2,608百万円増加したことによる。契約負債は将来の売上収益として計上されるため、増加しているということは前向きに評価される。資本合計は前期末比602百万円増加の16,957百万円となった。利益剰余金が569百万円増加したことが主因だ。

経営指標を見ると、親会社所有者帰属持分比率は前期末比0.9ポイント低下の36.2%となったが、これは将来売上計上される契約負債の増加が主因となっている。また、有利子負債比率は同1.6ポイント低下の7.8%となった。手元キャッシュは140億円以上と潤沢なことから、財務の健全性は維持されているものと判断される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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