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城南進研 Research Memo(8):2022年3月期は4期ぶりの増収、営業黒字化を見込む(2)

注目トピックス 日本株
■城南進学研究社<4720>の今後の見通し

(5) グループ子会社
a) 乳幼児・児童教育関連
乳幼児・児童教育関連のうち、城南ナーサリーやフェアリィーなど認可保育園については、期初計画で前期比2%程度の減収を見込んでいたが、上期の流れを引き継ぎ前期比1%程度の増収となる見通しだ。

リトルランドについては、「くぼたのうけん」を中心とした各種教室の生徒数増加に加えて、「ピアノdeクボタメソッド」の認定講師講習会の増加によって前期比30%増を見込んでいたが、生徒数の回復がやや遅れており若干下回る可能性がある。

Tresterが運営する「トレスター・インターナショナル・アフタースクール」の売上高は、新規に1校開設したことによる生徒数の増加と通年でフル寄与することにより前期比30%弱の増加を見込んでいる。

b) 英語教育関連・スポーツ関連・その他
リンゴ・エル・エル・シーの売上高は、コロナ禍で留学需要が低迷していることもあり、前期比微増収で計画している。一方、アイベックの売上高は、オンラインレッスン「スカイプレッスン」の受講者数増加と企業の英語研修需要の回復により前期比50%増と2020年3月期に近い水準まで回復を見込んでいたが、コロナ禍の影響で回復が遅れており期初計画を若干下回る見通しとなっている。

久ケ原スポーツクラブの売上高については、施設が通年稼働することと会員数の増加や「デキタス」「りんご塾」の利用者数増加等により、前期比59%増の375百万円と期初計画(前期比50%増)を上回り、過去最高売上を2期ぶりに更新する見通しだ。2021年3月期に0.9百万円まで落ち込んだ営業利益も、増収効果で2020年3月期の実績109百万円に近い水準まで回復するものと予想される。

その他、イオマガジンについては売上高で約1億円を見込んでいる。営業利益率は例年10%前後の水準であるものの、2022年3月期は「デキタス」の開発やサーバー保守・運用等への投資を行うため、営業利益は収支均衡水準で計画している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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