インテリックス Research Memo(6):積極的な仕入活動により総資産が増加
[22/02/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■インテリックス<8940>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2022年5月期第2四半期末の総資産は前期末比1,980百万円増加の38,276百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が2,180百万円減少した一方で、たな卸資産が5,379百万円増加した。たな卸資産の内訳を見ると、通常物件が24億円増加の110億円、賃貸物件が29億円増加の77億円となっている。一方、固定資産では、長期保有収益物件が流動資産への振替えによって同10億円減少の126億円となった。収益不動産物件を合計すると前期末比43億円増加の313億円となっている。
負債合計は前期末比1,876百万円減少の26,586百万円となった。未払法人税等が673百万円、匿名組合出資預り金が259百万円それぞれ減少した一方で、有利子負債が3,143百万円増加した。また、純資産合計は前期末比103百万円増加の11,689百万円となった。配当金205百万円の支出があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益242百万円を計上したほか、自己株式の処分による66百万円が増加要因となった。
経営指標を見ると、有利子負債残高の増加により、自己資本比率が前期末の31.9%から30.5%に低下し、有利子負債比率が179.2%から204.4%に上昇している。有利子負債については事業拡大のための資金調達手段となるが、最近ではクラウドファンディングも活用するなど、資金調達の多様化にも取り組んでいるほか、リースバック事業などソリューション事業分野の育成により、資産効率の向上にも取り組んでいく方針となっている。このため、中長期的には財務体質も向上していくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況と経営指標
2022年5月期第2四半期末の総資産は前期末比1,980百万円増加の38,276百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が2,180百万円減少した一方で、たな卸資産が5,379百万円増加した。たな卸資産の内訳を見ると、通常物件が24億円増加の110億円、賃貸物件が29億円増加の77億円となっている。一方、固定資産では、長期保有収益物件が流動資産への振替えによって同10億円減少の126億円となった。収益不動産物件を合計すると前期末比43億円増加の313億円となっている。
負債合計は前期末比1,876百万円減少の26,586百万円となった。未払法人税等が673百万円、匿名組合出資預り金が259百万円それぞれ減少した一方で、有利子負債が3,143百万円増加した。また、純資産合計は前期末比103百万円増加の11,689百万円となった。配当金205百万円の支出があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益242百万円を計上したほか、自己株式の処分による66百万円が増加要因となった。
経営指標を見ると、有利子負債残高の増加により、自己資本比率が前期末の31.9%から30.5%に低下し、有利子負債比率が179.2%から204.4%に上昇している。有利子負債については事業拡大のための資金調達手段となるが、最近ではクラウドファンディングも活用するなど、資金調達の多様化にも取り組んでいるほか、リースバック事業などソリューション事業分野の育成により、資産効率の向上にも取り組んでいく方針となっている。このため、中長期的には財務体質も向上していくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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