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AndDo Research Memo(1):第2四半期は過去最高更新。高収益事業へ資本投下し、さらなる収益拡大を目指す

注目トピックス 日本株
■要約

And Doホールディングス<3457>は、不動産売買仲介における日本最大のフランチャイズチェーン網を生かして、顧客ニーズを的確に捉えた業界初のサービス・事業を次々と開発・商品化し、市場に浸透させることに成功している。成長強化事業(フランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業)への積極的な投資を継続することで、さらなる収益拡大を目指している。

1. 業績動向
2022年6月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比19.0%増の22,290百万円、経常利益が同46.9%増の1,747百万円となり、売上高・利益ともに過去最高を更新した。成長強化事業の着実な伸長と不動産売買事業の躍進により、前年同期を大きく上回って着地した。また、第三の柱として育成しているリバースモーゲージ保証事業では、保証残高が順調に積み上がったほか、提携金融機関の開拓も順調に拡大した。

2022年6月期については期初予想を据え置き、売上高で前期比0.2%増〜13.8%増の39,100〜44,438百万円、経常利益で同11.4%増〜39.2%増の2,800〜3,500百万円としている。通期予想に対する進捗率については、売上高で50.2%〜57.0%、経常利益で49.9%〜62.4%と、売上高・利益ともに上限値に対して約50%と順調に推移している。成長強化事業の伸長に加え、堅調な住宅需要の下支えにより増収増益を見込む。なお、レンジ予想については、下限値をベースとして、経済活動の改善状況及び各種取り組みの効果を想定し、上限値を設定している。

2. リバースモーゲージ保証事業の育成
同社はリバースモーゲージ保証事業を第三の柱として育成すべく、注力している。なぜなら、リバースモーゲージ保証サービスを提供する(株)フィナンシャルドゥは、契約時に不動産調査料を受け取り、利用者が金融機関に支払う利息の一部を保証料として得るため、イニシャルコストとランニングコストの両方で収益機会があるストック型収益ビジネスであるからだ。2022年2月10日時点の提携金融機関は31行(前期末は25行)、リバースモーゲージ累計保証残高は7,179百万円(前期末比34.4%増)、累計保証件数は687件(同22.2%増)と拡大していることから、2022年6月期末の累計保証残高は10,688百万円〜12,825百万円を計画している。

3. 不動産売買事業の好調が持続
2022年6月期第2四半期も不動産売買事業が引き続き好調に推移している。特に、営業利益は通期計画の上限に迫る進捗で、全体の利益の押し上げに寄与した。住宅ローンの超低金利が続くなか住宅購入需要は底堅く、商品在庫の販売は好調を維持していることから、たな卸資産は減少したものの、売買仲介直営店との連携により仕入も引き続き順調で、在庫は高水準で推移していることから、下期もこの傾向が続くと弊社では見ている。

■Key Points
・2022年6月期第2四半期業績は、売上高・利益ともに過去最高を更新
・2022年6月期通期予想に対する進捗率は、売上高・利益ともに上限値に対して約50%と順調に推移
・成長強化事業への積極的な投資を継続することで、さらなる収益拡大を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)




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