ネクスグループ Research Memo(8):事業構造改革の推進により営業損失の解消及び財務基盤の強化を目指す(2)
[22/03/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■今後の見通し
3. 第三者割当増資による普通株式発行
2022年2月15日の取締役会において、(株)スケブベンチャーズ、(株)ケア・ダイナミクス、(株)イーフロンティア及びフィスコを割当先とする、第三者割当増資による普通株式の発行が決議された。出資は現物出資(DES)により行われ、割当先各社がネクスグループ<6634>に対して保有する債権による。また、本件により増加する資本金の額と同額の減資を行い、資本金からその他資本剰余金へ振り替える。DESは、債務の株式化による第三者割当増資であるため、資金の調達を伴わず株式の希薄化が生じることとなるが、有利子負債の圧縮と資本の増強という同社の課題が解決され財務状況の改善に大きく寄与する。なお、本件の実施に際しては、DES引受各社から独立した第三者の法律事務所からの意見書により、正当性が担保されている。また、投資家からも一定の評価を得ているものと類推される。今後は、財務状況の改善と事業構造改革の推進により中長期的に安定的な財務基盤が確立されることから、同社の企業価値と既存株主をはじめとするステークホルダーの利益を高めていくものと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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3. 第三者割当増資による普通株式発行
2022年2月15日の取締役会において、(株)スケブベンチャーズ、(株)ケア・ダイナミクス、(株)イーフロンティア及びフィスコを割当先とする、第三者割当増資による普通株式の発行が決議された。出資は現物出資(DES)により行われ、割当先各社がネクスグループ<6634>に対して保有する債権による。また、本件により増加する資本金の額と同額の減資を行い、資本金からその他資本剰余金へ振り替える。DESは、債務の株式化による第三者割当増資であるため、資金の調達を伴わず株式の希薄化が生じることとなるが、有利子負債の圧縮と資本の増強という同社の課題が解決され財務状況の改善に大きく寄与する。なお、本件の実施に際しては、DES引受各社から独立した第三者の法律事務所からの意見書により、正当性が担保されている。また、投資家からも一定の評価を得ているものと類推される。今後は、財務状況の改善と事業構造改革の推進により中長期的に安定的な財務基盤が確立されることから、同社の企業価値と既存株主をはじめとするステークホルダーの利益を高めていくものと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)
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