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ハウスコム<3275>は25日、持株会社体制へ移行することに関し、その検討を開始することを発表した。

同社グループは、「住まいを通して人を幸せにする世界を創る」をミッションに、賃貸物件を介して、入居者には快適な暮らしを、家主には安定した賃貸経営を提供し、入居者・家主の満足度を高めることを追求している。また、CS重視の経営、経営資源の重点的な投入、市場環境への適応、高い生産性と成果主義の人事処遇を企図して、顧客第一主義、重点主義、顧客の要望に合わせて会社を創造する(造り変える)、高能率・高賃金主義の4項目を経営方針に定めている。

同社グループは、これまで不動産賃貸仲介事業を柱として、店舗数の増加をベースに、周辺商品・周辺事業に収益の間口を広げながら、IT技術の活用と人財の質を競争力の礎として成長を遂げてきた。新型コロナウイルス感染症の広がりによる事業環境の変化への対応として、事業ポートフォリオの見直しが急務となっており、今後持続的な成長を実現するためには、事業領域の拡大による収益構造の転換、IT・AI技術を活用した既存事業の競争力強化、既存事業の新規出店・M&Aによる店舗数増加による規模の拡大、グループ経営を前進させるための内部体制の強化が重要であると認識し、機動的に推進していく組織体制を構築するため、持株会社体制への移行について検討を開始することを決定した。

現在のハウスコムを事業会社と持株会社に分離し、当該持株会社の傘下に、分割後の事業会社および既存の事業会社を配置することを基本に、具体的な移行方法・スケジュールなどの検討を行っていくとしている。




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