クロスマーケ Research Memo(6):一部海外事業会社の売却と美容メディアの買収で中期的収益寄与へ
[22/03/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 2022年6月期第2四半期のトピックス
2022年6月期第2四半期においても、クロス・マーケティンググループ<3675>は新サービスやM&A・提携など積極的に施策を講じている。クロス・マーケティングでは、顧客志向のCRM活動を実現するカスタマーサクセスBI(ビジネスインテリジェンス)の「Cross Data」の提供を開始し、社員一人ひとりがクラウド上の顧客データを現場で活用できる体制を整備した。ディーアンドエムでは、CMS(コンテンツ管理システム)「DRAW」の提供を開始し、調査・分析ノウハウを生かした戦略的サイト企画において、的確なターゲット把握やきめ細かな改善が継続的に可能となる環境を構築した。また、クロス・マーケティングと(株)ショッパーズアイの事業統合を実施し、ショッパーズアイの持つ覆面調査をより有効に活用することで効果・効率的なサービスを提供していく方針である。
こうした施策の中で中期的な効果が期待される取り組みとして、海外事業会社の売却と美容メディアの買収を実行した。2021年11月にMarkelyticsなど4社の株式を売却した。これで海外事業はKadenceグループに集約されることになったが、インドやシンガポールにおける重複事業を解消し、海外における経営資源をKadenceグループに集約することで、今後の成長に向けた収益基盤の強化を図ることができた。また、2022年1月にスキップの株式を取得した。スキップは、スキンケアやインナービューティなど美肌情報に特化した美容メディア「日本すっぴん協会」と、主に40〜50代女性が抱える美容健康の悩みに専門家が応じる美容健康メディア「つやプラ」を運営しており、合計で固定読者は379万人である。パネル数の拡大になるだけでなく、ドゥ・ハウスのオンラインサンプリングプロモーションとのシナジーも期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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3. 2022年6月期第2四半期のトピックス
2022年6月期第2四半期においても、クロス・マーケティンググループ<3675>は新サービスやM&A・提携など積極的に施策を講じている。クロス・マーケティングでは、顧客志向のCRM活動を実現するカスタマーサクセスBI(ビジネスインテリジェンス)の「Cross Data」の提供を開始し、社員一人ひとりがクラウド上の顧客データを現場で活用できる体制を整備した。ディーアンドエムでは、CMS(コンテンツ管理システム)「DRAW」の提供を開始し、調査・分析ノウハウを生かした戦略的サイト企画において、的確なターゲット把握やきめ細かな改善が継続的に可能となる環境を構築した。また、クロス・マーケティングと(株)ショッパーズアイの事業統合を実施し、ショッパーズアイの持つ覆面調査をより有効に活用することで効果・効率的なサービスを提供していく方針である。
こうした施策の中で中期的な効果が期待される取り組みとして、海外事業会社の売却と美容メディアの買収を実行した。2021年11月にMarkelyticsなど4社の株式を売却した。これで海外事業はKadenceグループに集約されることになったが、インドやシンガポールにおける重複事業を解消し、海外における経営資源をKadenceグループに集約することで、今後の成長に向けた収益基盤の強化を図ることができた。また、2022年1月にスキップの株式を取得した。スキップは、スキンケアやインナービューティなど美肌情報に特化した美容メディア「日本すっぴん協会」と、主に40〜50代女性が抱える美容健康の悩みに専門家が応じる美容健康メディア「つやプラ」を運営しており、合計で固定読者は379万人である。パネル数の拡大になるだけでなく、ドゥ・ハウスのオンラインサンプリングプロモーションとのシナジーも期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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