SI Research Memo(7):無借金経営で財務内容は良好
[22/11/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
3. 財務状況と経営指標
システムインテグレータ<3826>の2023年2月期第2四半期末の総資産は前期末比19百万円増加の3,600百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が274百万円増加した一方で、売上債権が69百万円、仕掛品が138百万円それぞれ減少した。仕掛品の減少については、「収益認識に関する会計基準」等の適用による影響が大きい(契約期間にわたり収益が認識される)。固定資産では、減価償却の進展に伴いソフトウェア資産が69百万円減少した。
負債合計は前期末比94百万円増加の960百万円となった。買掛金が29百万円減少した一方で、未払法人税等が24百万円、前受金及び契約負債が99百万円増加した。また、純資産合計は同74百万円減少の2,639百万円となった。四半期純利益80百万円を計上した一方で、配当金の支払121百万円及び自己株式の取得47百万円が減少要因となった。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の75.8%から73.3%と若干低下したものの、無借金経営を継続しているほか現金及び預金も過去最高水準に積み上がっており、財務内容は良好と判断される。積極的な人材投資などにより業績は一時的に悪化したものの、主力3事業の回復や新規事業の見直しにより今後は回復基調に転じるものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<SI>
3. 財務状況と経営指標
システムインテグレータ<3826>の2023年2月期第2四半期末の総資産は前期末比19百万円増加の3,600百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が274百万円増加した一方で、売上債権が69百万円、仕掛品が138百万円それぞれ減少した。仕掛品の減少については、「収益認識に関する会計基準」等の適用による影響が大きい(契約期間にわたり収益が認識される)。固定資産では、減価償却の進展に伴いソフトウェア資産が69百万円減少した。
負債合計は前期末比94百万円増加の960百万円となった。買掛金が29百万円減少した一方で、未払法人税等が24百万円、前受金及び契約負債が99百万円増加した。また、純資産合計は同74百万円減少の2,639百万円となった。四半期純利益80百万円を計上した一方で、配当金の支払121百万円及び自己株式の取得47百万円が減少要因となった。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の75.8%から73.3%と若干低下したものの、無借金経営を継続しているほか現金及び預金も過去最高水準に積み上がっており、財務内容は良好と判断される。積極的な人材投資などにより業績は一時的に悪化したものの、主力3事業の回復や新規事業の見直しにより今後は回復基調に転じるものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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