ココナラ Research Memo(6):2022年8月期の営業収益は前期比39.7%増と期初計画を上回って着地(2)
[22/11/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■ココナラ<4176>の業績動向
(2) 「ココナラ法律相談」の動向
2022年8月期の営業収益は、有料登録弁護士数の増加とARPPU(Average Revenue Per Paid User:課金ユーザーの平均売上高)の上昇により前期比83.6%増の382百万円となり、営業利益は4百万円とサービス開始以降、初めて黒字化した。有料登録弁護士数については、2022年8月期末時点で前期末比49.5%増の1,094人と順調に拡大し、通期のARPPUも同9.8%増の396千円と上昇傾向が続いた。ARPPUの上昇は、料金プランを上位プランに変更する顧客が増加したことによる。弁護士の紹介インタビュー記事など広告コンテンツを拡充することで、リード(見込み顧客)獲得件数が増加するため、上位プランへ移行するユーザーが増加した。また、解約率も1%前後の低水準で推移しており、同社の提供するサービスの顧客満足度の高さが窺える。
(3) 費用及び人員の動向
2022年8月期の営業費用は前期比63.8%増の4,352百万円と大きく増加した。主な内訳を見ると、人件費・採用費が同30.6%増の1,347百万円、広告宣伝費が同204.4%増の1,513百万円、業務委託費が同24.3%増の281百万円、支払手数料・システム費が同37.8%増の853百万円となり、特に広告宣伝費が大きく増加した。第3四半期を除いてTVCMを継続的に実施したことにより、TVCM関連費用が前期の174百万円(第4四半期のみ実施)から950百万円に増加したほか、Web広告なども強化したことが増加要因となった。
2022年8月末の従業員数(契約社員含む)は177人と前期末比41人増となった。内訳を見ると、プロダクト部門が同26人増の100人、CS部門が同10人増の41人、マーケティング部門が同1人減の9人、コーポレート部門が同6人増の27人となった。営業収益に比例して増加するのはCS部門のみとなるが、プロダクト開発及び経営基盤強化のための人材採用についても積極的に進めた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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(2) 「ココナラ法律相談」の動向
2022年8月期の営業収益は、有料登録弁護士数の増加とARPPU(Average Revenue Per Paid User:課金ユーザーの平均売上高)の上昇により前期比83.6%増の382百万円となり、営業利益は4百万円とサービス開始以降、初めて黒字化した。有料登録弁護士数については、2022年8月期末時点で前期末比49.5%増の1,094人と順調に拡大し、通期のARPPUも同9.8%増の396千円と上昇傾向が続いた。ARPPUの上昇は、料金プランを上位プランに変更する顧客が増加したことによる。弁護士の紹介インタビュー記事など広告コンテンツを拡充することで、リード(見込み顧客)獲得件数が増加するため、上位プランへ移行するユーザーが増加した。また、解約率も1%前後の低水準で推移しており、同社の提供するサービスの顧客満足度の高さが窺える。
(3) 費用及び人員の動向
2022年8月期の営業費用は前期比63.8%増の4,352百万円と大きく増加した。主な内訳を見ると、人件費・採用費が同30.6%増の1,347百万円、広告宣伝費が同204.4%増の1,513百万円、業務委託費が同24.3%増の281百万円、支払手数料・システム費が同37.8%増の853百万円となり、特に広告宣伝費が大きく増加した。第3四半期を除いてTVCMを継続的に実施したことにより、TVCM関連費用が前期の174百万円(第4四半期のみ実施)から950百万円に増加したほか、Web広告なども強化したことが増加要因となった。
2022年8月末の従業員数(契約社員含む)は177人と前期末比41人増となった。内訳を見ると、プロダクト部門が同26人増の100人、CS部門が同10人増の41人、マーケティング部門が同1人減の9人、コーポレート部門が同6人増の27人となった。営業収益に比例して増加するのはCS部門のみとなるが、プロダクト開発及び経営基盤強化のための人材採用についても積極的に進めた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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