CAICA DIGITAL---22年10月期増収、経常損失は継続
[22/12/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
CAICA DIGITAL<2315>は20日、2022年10月期連結決算を発表した。売上高が前期比8.3%増の64.42億円、営業損失が13.89億円(前期は9.15億円の損失)、経常損失が13.95億円(同9.29億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が62.44億円(同7.99億円の損失)となった。
ITサービス事業の売上高は前期比8.6%増の52.40億円、営業利益は同147.6%増の7.75億円となった。CAICAテクノロジーズは、金融機関向けのシステム開発分野が好調であり、前年同期を上回るペースで進捗した。一次請けである保険会社向け案件の売上が拡大しております。また銀行向けの案件も一次請けベンダからのメガバンク案件を中心に受注が拡大し、派生案件として取り組んだクレジットカードの案件が売上に大きく寄与した。非金融向けシステム開発分野は、新規案件の引合いを常に確保できている状況であり、フィンテック関連のシステム開発分野は、決済系のシステム開発案件を安定的に受注している。
金融サービス事業の売上高は前期比22.1%増の13.73億円、営業損失は18.28億円(前年同期は7.04億円の損失)となった。カイカ証券では、主力サービスであったカバードワラント(eワラント)を、独自に開発した取引ツール「eワラント・ダイレクト」にて直接販売を継続しているが、現在カバードワラント(eワラント)に代わる主力商品として暗号資産を対象とした証券化商品の開発・提供に注力している。また、2022年5月より順次、eワラント・ダイレクトにおける取引画面のリニューアルを行った。しかし、前年度にカバードワラント(eワラント)の取次先であるSBI証券が新規eワラント銘柄の追加の中止による売上高減少の影響を補うには至らず当年度も低調に推移した。カイカエクスチェンジの当年度は、Zaifにおいて次世代システムへの移行を進めており、順次提供を開始している。現在、Zaifの事業におけるストック収益の拡大策として、第一種金融商品取引業者登録を行い「暗号資産FX」サービスや「自動売買おてがるトレード」サービスを開始した。加えて「Zaifコイン積立」のリ二ューアル及び対象コインの追加、暗号資産の大口取引需要に対応するため専用の問合せ窓口「クリプトOTCデスク」を設置した。また暗号資産の新規取り扱いとしては、コスプレトークン(COT)に加え、ポルカドット(DOT)を開始した。しかし、当年度は、カイカエクスチェンジが運営する暗号資産交換所Zaifにおいて、暗号資産評価損を計上したことに加え、暗号資産価格の下落に伴う取引高の減少により売上高は低調に推移した。カイカキャピタルは、当年度より、レンディングサービスも活発化させ、ビットコイン(BTC)、シンボル(XYM)、カイカコイン(CICC)の募集を開始した。また、暗号資産の投融資・運用については、第2四半期累計期間までは好調であったが、第3四半期以降は、暗号資産の市況悪化の影響を受け、暗号資産評価損を計上している。第3四半期において同社発行の暗号資産であるカイカコインの一部を売却した。これは、金融サービス事業の業績悪化のリカバリー策として行ったものであり、第4四半期においても売却を検討したが、暗号資産市場の悪化により実現しなかった。
同社グループは2022年10月にWeb3事業への参入を表明しており、2022年11月にZaif INOローンチパッド(一次販売)をローンチし、NFT事業を開始している。今後は、Web3インフラサービス、ステーキングサービスの「Web3 BaaS事業」、ウォレット提供、投げ銭提供の「決済代行事業」、Web3コミュニティ支援の「Web3事業支援」を推進し、CAICA DIGITALグループとして来期に向け各種施策を始動している。
2023年10月期通期について、同社グループは「ITサービス事業」と「金融サービス事業」を展開している。この内「金融サービス事業」は、経済情勢や金融市場、暗号資産市場環境の影響を受けることから、業績予想を行うことが困難であるため、連結業績予想を非開示としている。
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ITサービス事業の売上高は前期比8.6%増の52.40億円、営業利益は同147.6%増の7.75億円となった。CAICAテクノロジーズは、金融機関向けのシステム開発分野が好調であり、前年同期を上回るペースで進捗した。一次請けである保険会社向け案件の売上が拡大しております。また銀行向けの案件も一次請けベンダからのメガバンク案件を中心に受注が拡大し、派生案件として取り組んだクレジットカードの案件が売上に大きく寄与した。非金融向けシステム開発分野は、新規案件の引合いを常に確保できている状況であり、フィンテック関連のシステム開発分野は、決済系のシステム開発案件を安定的に受注している。
金融サービス事業の売上高は前期比22.1%増の13.73億円、営業損失は18.28億円(前年同期は7.04億円の損失)となった。カイカ証券では、主力サービスであったカバードワラント(eワラント)を、独自に開発した取引ツール「eワラント・ダイレクト」にて直接販売を継続しているが、現在カバードワラント(eワラント)に代わる主力商品として暗号資産を対象とした証券化商品の開発・提供に注力している。また、2022年5月より順次、eワラント・ダイレクトにおける取引画面のリニューアルを行った。しかし、前年度にカバードワラント(eワラント)の取次先であるSBI証券が新規eワラント銘柄の追加の中止による売上高減少の影響を補うには至らず当年度も低調に推移した。カイカエクスチェンジの当年度は、Zaifにおいて次世代システムへの移行を進めており、順次提供を開始している。現在、Zaifの事業におけるストック収益の拡大策として、第一種金融商品取引業者登録を行い「暗号資産FX」サービスや「自動売買おてがるトレード」サービスを開始した。加えて「Zaifコイン積立」のリ二ューアル及び対象コインの追加、暗号資産の大口取引需要に対応するため専用の問合せ窓口「クリプトOTCデスク」を設置した。また暗号資産の新規取り扱いとしては、コスプレトークン(COT)に加え、ポルカドット(DOT)を開始した。しかし、当年度は、カイカエクスチェンジが運営する暗号資産交換所Zaifにおいて、暗号資産評価損を計上したことに加え、暗号資産価格の下落に伴う取引高の減少により売上高は低調に推移した。カイカキャピタルは、当年度より、レンディングサービスも活発化させ、ビットコイン(BTC)、シンボル(XYM)、カイカコイン(CICC)の募集を開始した。また、暗号資産の投融資・運用については、第2四半期累計期間までは好調であったが、第3四半期以降は、暗号資産の市況悪化の影響を受け、暗号資産評価損を計上している。第3四半期において同社発行の暗号資産であるカイカコインの一部を売却した。これは、金融サービス事業の業績悪化のリカバリー策として行ったものであり、第4四半期においても売却を検討したが、暗号資産市場の悪化により実現しなかった。
同社グループは2022年10月にWeb3事業への参入を表明しており、2022年11月にZaif INOローンチパッド(一次販売)をローンチし、NFT事業を開始している。今後は、Web3インフラサービス、ステーキングサービスの「Web3 BaaS事業」、ウォレット提供、投げ銭提供の「決済代行事業」、Web3コミュニティ支援の「Web3事業支援」を推進し、CAICA DIGITALグループとして来期に向け各種施策を始動している。
2023年10月期通期について、同社グループは「ITサービス事業」と「金融サービス事業」を展開している。この内「金融サービス事業」は、経済情勢や金融市場、暗号資産市場環境の影響を受けることから、業績予想を行うことが困難であるため、連結業績予想を非開示としている。
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