サークレイス Research Memo(1):2023年3月期上半期業績は順調に推移
[22/12/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■要約
サークレイス<5029>は本質的なDX(デジタルトランスフォーメーション)を提案し実現する企業で、Salesforceを軸に据えたDXに関するコンサルティング、ICTを活用した業務改善に関するコンサルティング、SaaS※製品の開発・販売等を展開している。デジタル技術を活用したビジネス設計、クラウドによるシステム開発を行う「コンサルティングサービス」から、カスタマーサクセス、エデュケーション、DXの3サービスを提供する「プラットフォームサービス」まで、一気通貫したサービスを行う。
※「Software as a Service」の略。必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア、もしくはその提供形態のこと。
1. 2023年3月期第2四半期の業績概要
2023年3月期第2四半期の業績は、売上高1,275百万円(前年同期比22.2%増)、営業利益37百万円(同3.0%増)、経常利益32百万円(同10.5%減)、四半期純利益19百万円(同45.7%減)となった。営業利益、四半期純利益ともに黒字ではあったが、純利益は前年同期比ではマイナスとなった。前年同期比でマイナスとなった主な要因は、業容拡大のための採用強化や管理体制強化、上場に伴う広告宣伝費などによる販売管理費の増加、営業外費用の一時的な増加、加えて第2四半期は本社移転による移転費、一時的な新旧オフィスの重複家賃負担によるもので、これについては期初より計画に折り込み済みのため、業績は想定内で順調に推移している。
2. 2023年3月期の業績見通し
同社公表資料によれば、2023年3月期の業績は、売上高2,783百万円(前期比22.8%増)、営業利益235百万円(同56.3%増)、経常利益221百万円(同58.2%増)、当期純利益220百万円(同25.3%増)と、増収増益となる見通しだ。主軸である「コンサルティングサービス」「プラットフォームサービス」の2事業の売上高は「コンサルティングサービス」が1,676百万円(同19.4%増)「プラットフォームサービス」が1,108百万円(同28.5%増)と両軸で増収を見込んでいる。
3. 成長戦略
同社は、DX・アジャイル開発領域で最難関資格である「テクニカルアーキテクト」、カスタマーサクセス領域で重要な「上級アドミニストレーター」等の資格を取得した屈指の良質な人材を確保する一方で、入社した非IT人材に対して自主エデュケーションサービスにて高度な教育を提供し、早ければ1年程度で上流コンサルタントにキャリアップさせる人材育成を推進している。さらに、2023年3月期末頃には同社取締役会の承認を得て、2030年の東京証券取引所プライム市場への移行を目指した中期経営計画の発表を予定している。
■Key Points
・本質的なDXを提案し実現する「コンサルティングサービス」「プラットフォームサービス」の2軸で2期連続過去最高業績を更新、着実に成長しているデジタルプラットフォーム企業
・売上総利益率50%以上継続の高い収益性と、75%以上が大企業という顧客基盤を有する安定性を維持
・2023年3月期の第2四半期まで、期初の予想どおり順調に増収増益で推移している
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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サークレイス<5029>は本質的なDX(デジタルトランスフォーメーション)を提案し実現する企業で、Salesforceを軸に据えたDXに関するコンサルティング、ICTを活用した業務改善に関するコンサルティング、SaaS※製品の開発・販売等を展開している。デジタル技術を活用したビジネス設計、クラウドによるシステム開発を行う「コンサルティングサービス」から、カスタマーサクセス、エデュケーション、DXの3サービスを提供する「プラットフォームサービス」まで、一気通貫したサービスを行う。
※「Software as a Service」の略。必要な機能を必要な分だけサービスとして利用できるようにしたソフトウェア、もしくはその提供形態のこと。
1. 2023年3月期第2四半期の業績概要
2023年3月期第2四半期の業績は、売上高1,275百万円(前年同期比22.2%増)、営業利益37百万円(同3.0%増)、経常利益32百万円(同10.5%減)、四半期純利益19百万円(同45.7%減)となった。営業利益、四半期純利益ともに黒字ではあったが、純利益は前年同期比ではマイナスとなった。前年同期比でマイナスとなった主な要因は、業容拡大のための採用強化や管理体制強化、上場に伴う広告宣伝費などによる販売管理費の増加、営業外費用の一時的な増加、加えて第2四半期は本社移転による移転費、一時的な新旧オフィスの重複家賃負担によるもので、これについては期初より計画に折り込み済みのため、業績は想定内で順調に推移している。
2. 2023年3月期の業績見通し
同社公表資料によれば、2023年3月期の業績は、売上高2,783百万円(前期比22.8%増)、営業利益235百万円(同56.3%増)、経常利益221百万円(同58.2%増)、当期純利益220百万円(同25.3%増)と、増収増益となる見通しだ。主軸である「コンサルティングサービス」「プラットフォームサービス」の2事業の売上高は「コンサルティングサービス」が1,676百万円(同19.4%増)「プラットフォームサービス」が1,108百万円(同28.5%増)と両軸で増収を見込んでいる。
3. 成長戦略
同社は、DX・アジャイル開発領域で最難関資格である「テクニカルアーキテクト」、カスタマーサクセス領域で重要な「上級アドミニストレーター」等の資格を取得した屈指の良質な人材を確保する一方で、入社した非IT人材に対して自主エデュケーションサービスにて高度な教育を提供し、早ければ1年程度で上流コンサルタントにキャリアップさせる人材育成を推進している。さらに、2023年3月期末頃には同社取締役会の承認を得て、2030年の東京証券取引所プライム市場への移行を目指した中期経営計画の発表を予定している。
■Key Points
・本質的なDXを提案し実現する「コンサルティングサービス」「プラットフォームサービス」の2軸で2期連続過去最高業績を更新、着実に成長しているデジタルプラットフォーム企業
・売上総利益率50%以上継続の高い収益性と、75%以上が大企業という顧客基盤を有する安定性を維持
・2023年3月期の第2四半期まで、期初の予想どおり順調に増収増益で推移している
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
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