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フォーバル Research Memo(5):DX推進の機運の高まりを受けアイコンサービスなど各種サービスが好調

注目トピックス 日本株
■業績動向

1. 2023年3月期第2四半期の業績概要
フォーバル<8275>の2023年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比17.5%増の27,526百万円、営業利益が同39.8%減の581百万円、経常利益が同24.8%減の768百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同59.4%減の298百万円となり、増収減益となった。

売上高に関しては、中小企業におけるDX推進の機運の高まりを受けてアイコンサービスなど各種サービスが順調に拡大したほか、GXに対する意識の高まりを受けて環境に優しい新電力サービスが増加し、前年同期比で17.5%増となった。フォーバルビジネスグループの売上高は、前年同期比23.8%増となり、アイコンサービスやセキュリティ関連が順調に増加したのに加え、新たに連結した子会社(エルコム等)が増収に貢献した。フォーバルテレコムビジネスグループは同12.4%増となり、ISPサービス等が減少するなか、新電力サービスが増収をけん引した。総合環境コンサルティングビジネスグループでは、産業用太陽光発電システムが減少するなか、住宅用太陽光発電システム等が増加し、同5.1%増となった。その他セグメントでは、DX人材教育事業やITエンジニア派遣事業が好調に推移し、同21.4%の増収となった。

利益に関しては、売上総利益額が新電力サービスの仕入価格上昇の影響を受けて前年同期比7.1%増にとどまるなか、販管費が事業拡大に伴う人員増強の影響等により同12.9%増となり、営業利益は同39.8%減となった。経常利益は持分法による投資利益の増加や貸倒引当金繰入額の減少等により同24.8%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年に事業譲渡益など特別利益を計上したことにより同59.4%減となった。なお、2023年3月期第2四半期は、新電力の仕入価格上昇の影響でセグメント利益が低下したが、第3四半期以降は、仕入れ価格上昇を価格に反映させる契約改定により収益性が改善する予定である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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