CAICAD Research Memo(7):先行き不透明な外部環境を踏まえ、2023年10月期の業績予想は非開示
[23/02/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
*15:07JST CAICAD Research Memo(7):先行き不透明な外部環境を踏まえ、2023年10月期の業績予想は非開示
■業績見通し
1. 2023年10月期の業績予想
2023年10月期の連結業績についてCAICA DIGITAL<2315>は、先行き不透明な外部環境を踏まえ、現時点で非開示としている。特に「金融サービス事業」については、経済情勢や金融市場、暗号資産市場環境の影響を大きく受けることから、合理的な業績予想を行うことが困難であると判断した。
2. 取り組み方針
同社は、暗号資産市場が不透明な状況にあるなかで、徹底したコスト削減(損益分岐点の引き下げ)に取り組むとともに、NFT市場の拡大やWeb3化の加速を見据え、「金融サービス事業」の抜本的な構造改革を進める方針である。各事業の取り組み方針は以下のとおり。
(1) ITサービス事業
引き続き大手Sler等の既存顧客からの受注拡大に加え、一次請け比率の向上を目指す。
(2) 金融サービス事業
1) Web3領域におけるユーティリティ性の高いコインの新規取り扱いを目指す一方、2) カイカ証券ではカバードワラントの発行を停止し、サービスメニューの抜本的な見直しを行う。3) カイカエクスチェンジ(「Zaif」)では相場による影響を受けにくいストック型の自動売買サービスの提供を推進していく。4) カイカキャピタルでは、レンディングサービスの拡大と自己投融資を強化する方針だ。
3. 弊社の見方
弊社では、引き続き暗号資産市場の動向やその影響には注意が必要であるものの、仮に相場回復の兆しが見えなかったとしても、徹底したコスト削減(損益分岐点の引き下げ)により、一定の損益改善は可能であると判断している。したがって、「金融サービス事業」の構造改革をいかに進めていくのかがポイントとなるだろう。また、成長分野であるGameFi領域でのWeb3事業が具体的になってきたことから、この分の業績寄与が上乗せされ、さらに暗号資産の相場も回復に向かってくれば営業損益の黒字化も十分に視野に入ってくると考えられる。いずれにせよ、今後の成長の軸であるWeb3事業にリソースを集中し、早期に軌道に乗せるためにも、コスト削減やストック型ビジネスの拡充を進め、相場の影響を受けにくい収益構造への転換が急務であり、攻めと守りの両面からその進捗を見守りたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<NS>
■業績見通し
1. 2023年10月期の業績予想
2023年10月期の連結業績についてCAICA DIGITAL<2315>は、先行き不透明な外部環境を踏まえ、現時点で非開示としている。特に「金融サービス事業」については、経済情勢や金融市場、暗号資産市場環境の影響を大きく受けることから、合理的な業績予想を行うことが困難であると判断した。
2. 取り組み方針
同社は、暗号資産市場が不透明な状況にあるなかで、徹底したコスト削減(損益分岐点の引き下げ)に取り組むとともに、NFT市場の拡大やWeb3化の加速を見据え、「金融サービス事業」の抜本的な構造改革を進める方針である。各事業の取り組み方針は以下のとおり。
(1) ITサービス事業
引き続き大手Sler等の既存顧客からの受注拡大に加え、一次請け比率の向上を目指す。
(2) 金融サービス事業
1) Web3領域におけるユーティリティ性の高いコインの新規取り扱いを目指す一方、2) カイカ証券ではカバードワラントの発行を停止し、サービスメニューの抜本的な見直しを行う。3) カイカエクスチェンジ(「Zaif」)では相場による影響を受けにくいストック型の自動売買サービスの提供を推進していく。4) カイカキャピタルでは、レンディングサービスの拡大と自己投融資を強化する方針だ。
3. 弊社の見方
弊社では、引き続き暗号資産市場の動向やその影響には注意が必要であるものの、仮に相場回復の兆しが見えなかったとしても、徹底したコスト削減(損益分岐点の引き下げ)により、一定の損益改善は可能であると判断している。したがって、「金融サービス事業」の構造改革をいかに進めていくのかがポイントとなるだろう。また、成長分野であるGameFi領域でのWeb3事業が具体的になってきたことから、この分の業績寄与が上乗せされ、さらに暗号資産の相場も回復に向かってくれば営業損益の黒字化も十分に視野に入ってくると考えられる。いずれにせよ、今後の成長の軸であるWeb3事業にリソースを集中し、早期に軌道に乗せるためにも、コスト削減やストック型ビジネスの拡充を進め、相場の影響を受けにくい収益構造への転換が急務であり、攻めと守りの両面からその進捗を見守りたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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