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アクアライン Research Memo(1):四半期損益は黒字に転換、2024年2月期は通期黒字化を目指す

注目トピックス 日本株
*15:31JST アクアライン Research Memo(1):四半期損益は黒字に転換、2024年2月期は通期黒字化を目指す
■要約

1. 2023年2月期第4四半期の業績は増収と黒字化を実現
アクアライン<6173>の2023年2月期の連結業績は、売上高4,575百万円、営業損失257百万円となった(前期は売上高5,260百万円、営業損失499百万円)。通期業績は減収、営業利益は赤字が残ったものの、第4四半期では売上高が前年同期比12.0%増の1,287百万円、営業利益は47百万円となり黒字化を実現した。2021年8月31日から2022年5月30日まで、訪問販売に関する業務の一部(勧誘、申込受付、契約締結)について停止命令の行政処分を受け(訪問販売形態以外の方式による業務は継続可能であった)業績は一時的に落ち込んでいたが、回復傾向が強まっている。

2. 水まわりサービス(支援)事業では加盟店のスタッフ採用サポートを強化
連結売上高の65.8%を占める水まわりサービス(支援)事業の2023年2月期業績は、売上高3,011百万円、セグメント損失が343百万円であった。当事業の現在の課題としては、エンドユーザーから水まわりの工事依頼を受けても、加盟店の現場サービススタッフが足りず、受注できないケースが発生していることが挙げられる。加盟店が受注機会を逃すことは、同社の売上高にも影響する。この状況に対応するため、同社ではこれまでも加盟店のスタッフ採用サポートを手掛けていたが、これを強化している。同社は、これまで毎年10百万円以上の採用広告費を使い、多くのスタッフを採用してきた実績とノウハウがあり、これを生かし加盟店のスタッフ採用サポートを強化している。

3. ミネラルウォーター事業が第2の柱として順調に拡大
連結売上高の27.6%を占めるミネラルウォーター事業は第2の柱として順調に拡大が続いている。同事業の2023年2月期業績は、売上高は前期比45.2%増の1,264百万円、セグメント利益は同89.0%増の102百万円であった。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う活動制限の緩和もありホテルを納品先としたプライベートブランド商品の販売が回復した。また、保存期間の長い備蓄用保存水需要の高まりを受けた7年間保存可能な保存水の販売や、SDGSへ取り組む企業からの需要の高まりからアルミ缶入りミネラルウォーターの販売が好調に推移している。

4. 今後の見通し
2024年2月期業績については、売上高は前期比13.3%増の5,182百万円、営業利益は128百万円(前期は257百万円の損失)を計画している。水まわりサービス(支援)事業ではジャパンベストレスキューシステム<2453>の完全子会社の(株)生活救急車の株式51%を2022年11月30日に取得し子会社化している。また現在加盟店のスタッフ採用サポートを強化しており、加盟店数の増加及び加盟店のスタッフ数増加が、水まわりサービス(支援)事業の業績拡大をけん引すると弊社では考えている。またミネラルウォーター事業については、人の移動活発化などで需要増加が期待される。

(執筆:フィスコアナリスト)



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