データセク Research Memo(1):3つの成長ドライバーを推進し、2020年代後半に売上高100億円を目指す
[23/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
*14:31JST データセク Research Memo(1):3つの成長ドライバーを推進し、2020年代後半に売上高100億円を目指す
■要約
データセクション<3905>は、テキスト解析技術及びAI開発技術をベースにビッグデータから得られる情報の分析サービスを行う企業である。創業以来、SNS分析などのSaaS型サービスや、システム運用・保守等を中心とした「ソーシャルメディア分析事業」「AI・システム開発事業」を基盤に、ストック型サービスを中心とした「リテールマーケティング事業」を展開している。加えて「新規事業」として、医療系ビジネス、自社プロダクト開発にも注力している。2024年3月期以降、M&Aや新規事業開発へグローバルベースで積極的な投資を行い、同社が成長ドライバーとして推進している「自社プロダクト強化」「ターゲット市場拡大」「進出国拡大」の3つの要素をバランス良く推進しながら、2020年代後半に向けて売上高100億円以上を目指す計画である。
1. 2024年3月期第1四半期の業績概要
2024年3月期第1四半期の業績は、売上高で前年同期比11.1%増の450百万円、営業損失は71百万円(前年同期は59百万円の損失)、経常損失は64百万円(前年同期は4百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は81百万円(前年同期は5百万円の損失)となった。同社グループの全連結子会社が増収である一方、同社単体の体制を強化するために人件費及び外注費が増加し営業利益がマイナスとなったものの、想定の範囲内に留まった。
2. 2024年3月期業績見通し
2024年3月期通期の連結業績は、売上高で前期比3.9%増の2,000百万円、営業利益で60百万円(前期は55百万円の損失)、経常利益で同10.6%減の42百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で5百万円(前期は530百万円の損失)となる見込みである。2023年3月期から引き続き国内及び海外(特に南米)において、それぞれが着実な増収を図り、増益及び黒字転換を目指す。
3. 中長期の成長戦略
同社は、2019年3月期から2023年3月期までの「リテールマーケティング事業」を中心としたフェーズから、2024年3月期にグローバルベースでの「拡大投資」のフェーズへ移行する。これまでのリテールマーケティング事業における国内・海外双方でのバランスが良い成長に加え、今後はM&Aや新規事業開発に対してグローバルに積極的な投資を行う計画である。2024年3月期第2四半期以降に、中長期的な成長戦略を発表する予定である。
■Key Points
・同社グループ全体で増収を達成。利益は減益も同社想定範囲内
・2024年3月期は、国内外で増収を計画しながら営業利益の黒字化を図る
・2024年3月期第2四半期以降に、中長期的な成長戦略を発表予定
・M&A、新規事業開発にグローバルに積極的な投資を行い、2020年代後半には売上高100億円以上を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<SI>
■要約
データセクション<3905>は、テキスト解析技術及びAI開発技術をベースにビッグデータから得られる情報の分析サービスを行う企業である。創業以来、SNS分析などのSaaS型サービスや、システム運用・保守等を中心とした「ソーシャルメディア分析事業」「AI・システム開発事業」を基盤に、ストック型サービスを中心とした「リテールマーケティング事業」を展開している。加えて「新規事業」として、医療系ビジネス、自社プロダクト開発にも注力している。2024年3月期以降、M&Aや新規事業開発へグローバルベースで積極的な投資を行い、同社が成長ドライバーとして推進している「自社プロダクト強化」「ターゲット市場拡大」「進出国拡大」の3つの要素をバランス良く推進しながら、2020年代後半に向けて売上高100億円以上を目指す計画である。
1. 2024年3月期第1四半期の業績概要
2024年3月期第1四半期の業績は、売上高で前年同期比11.1%増の450百万円、営業損失は71百万円(前年同期は59百万円の損失)、経常損失は64百万円(前年同期は4百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は81百万円(前年同期は5百万円の損失)となった。同社グループの全連結子会社が増収である一方、同社単体の体制を強化するために人件費及び外注費が増加し営業利益がマイナスとなったものの、想定の範囲内に留まった。
2. 2024年3月期業績見通し
2024年3月期通期の連結業績は、売上高で前期比3.9%増の2,000百万円、営業利益で60百万円(前期は55百万円の損失)、経常利益で同10.6%減の42百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で5百万円(前期は530百万円の損失)となる見込みである。2023年3月期から引き続き国内及び海外(特に南米)において、それぞれが着実な増収を図り、増益及び黒字転換を目指す。
3. 中長期の成長戦略
同社は、2019年3月期から2023年3月期までの「リテールマーケティング事業」を中心としたフェーズから、2024年3月期にグローバルベースでの「拡大投資」のフェーズへ移行する。これまでのリテールマーケティング事業における国内・海外双方でのバランスが良い成長に加え、今後はM&Aや新規事業開発に対してグローバルに積極的な投資を行う計画である。2024年3月期第2四半期以降に、中長期的な成長戦略を発表する予定である。
■Key Points
・同社グループ全体で増収を達成。利益は減益も同社想定範囲内
・2024年3月期は、国内外で増収を計画しながら営業利益の黒字化を図る
・2024年3月期第2四半期以降に、中長期的な成長戦略を発表予定
・M&A、新規事業開発にグローバルに積極的な投資を行い、2020年代後半には売上高100億円以上を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)
<SI>